ユニバーサル、今期営業を一転赤字に下方修正、未定だった配当を50円に修正

2018/12/14 22:17
 ユニバーサルエンターテインメント <6425> [JQ] が12月14日大引け後(21:50)に業績・配当修正を発表。18年12月期の連結営業損益を従来予想の62億円の黒字→197億円の赤字に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結営業損益も従来予想の131億円の黒字→127億円の赤字に減額し、一転して赤字計算になる。

 同時に、従来未定としていた期末一括配当を50円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

 ※17年12月期(9ヵ月決算)が決算期変更のため、前年同期に同じ期間がない場合は前年同期との比較を表記していません。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社及び当社子会社Aruze USA, Inc.は、平成30年3月8日(米国現地時間)にWynn Resorts, Limited(以下「ウィン・リゾーツ社」といいます。)との間で和解契約を締結し、その結果として約26億3,200万米ドルの和解金を取得いたしました。これに伴い、平成30年5月14日に業績予想の上方修正を行いました。しかしながら、平成30年12月期通期につきましては、新規制のもとでの機械適合が遅れたことにより、国内のパチスロ・パチンコ事業の販売が来期にずれ込んだこと、フィリピンにおけるカジノリゾート事業は、順調に売上・利益を伸ばしてきているものの、結果として計画を下回ったことなどにより、通期の売上・利益ともに下方修正を行うことといたします。 なお、上記の修正後予想経常利益には、マニラの遊休土地売却益等が計上されております。(売上高:国内約△300億円、海外約△260億円。営業利益:国内約△180億円、海外約△70億円。当期純利益には、棚卸評価損約80億円を含む)