前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―



■artien <4634>  3,055円 (-700円、-18.6%) ストップ安

 東証プライムの下落率3位。artience <4634> [東証P]がストップ安。同社は11月8日大引け後(16:30)に決算を発表、24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比53.2%増の149億円に拡大したが、通期計画の200億円に対する進捗率は74.8%となり、5年平均の73.7%とほぼ同水準だった。

■ユニチャーム <8113>  4,100円 (-616円、-13.1%)

 東証プライムの下落率5位。ユニ・チャーム <8113> [東証P]が急反落。前週末8日取引終了後に発表した1-9月期連結決算は売上高が前年同期比5.0%増の7220億5200万円、純利益が同2.4%減の595億5200万円だった。価値転嫁の推進や原価低減などが奏功し、底堅く推移した。ただ、四半期ベースでみると直近7-9月期は小幅に増収を確保した一方、利益は戦略的先行投資や物流費、DX関連コスト、人件費などが増加したため大きく減少した。足もとの利益減が売り材料視された。

■ホトニクス <6965>  1,765円 (-259円、-12.8%)

 東証プライムの下落率6位。浜松ホトニクス <6965> [東証P]が続急落。前週末8日取引終了後に25年9月期連結業績予想を発表し、売上高を前期比7.3%増の2189億円、営業利益を同25.0%減の241億円と発表した。前期に続き大幅な減益となる見通しを示しており、これが売り材料視された。配当予想は38円(前期は株式分割考慮ベースで同額の38円)。同時に発表した24年9月期決算は売上高が前の期比7.9%減の2039億6100万円、営業利益が同43.3%減の321億1800万円だった。EV市場の停滞による影響や前年までの受注増加の反動などがあった。

■スクエニHD <9684>  5,542円 (-678円、-10.9%)

 東証プライムの下落率8位。スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> [東証P]が4日ぶり急反落。同社は前週末8日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比8.4%減の1575億9100万円、営業利益は同22.1%増の211億7600万円、最終利益は同29.3%減の117億5000万円となった。7-9月期では増収となった一方、営業利益は同27%減、最終利益は同89%減と大幅な減益となっており、嫌気されたようだ。上期のデジタルエンタテインメント事業は、HDゲームでの大型タイトルの発売がなく減収となった。更に、為替差損の計上が最終利益を押し下げる要因となった。

※11日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース


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