ウィルソンW、今期経常を一転赤字に下方修正、未定だった配当は無配継続


 ウィルソン・ラーニング ワールドワイド <9610> [東証S] が12月24日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常損益を従来予想の1000万円の黒字→2億円の赤字(前期は5億9100万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億9800万円の黒字→1200万円の赤字(前年同期は2億7400万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.売上高:日本では、通常の研修案件自体は順調でしたが、経年受注の大型カスタマイズ案件の受注が現時点では未定となっていること、米国子会社において新規のライセンス契約の受注はありましたが、大型契約が予想できないため、売上高が当初予想を下回る予想としました。今後、今期中に可能性の残っている大型受注の積上げによって今回の見直し数値を少しでも上回ることを目指しつつ、来期につながる案件の受注にも努めてまいります。2.営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する純利益:欧州子会社の米国子会社への業務移管、中国子会社の清算に向けた拠点・人員整理等で販管費の圧縮を実施しておりますが、1.の売上高の減少に伴い、いずれも減少となりました。

 2025年3月期の剰余金の配当につきましては、上記の連結予想修正の通り連結業績は △205百万円の親会社株主に帰属する当期純損失と予想しており、 個別業績(日本単体)での配当可能剰余金額が引き続きマイナスと予想されるため、無配とさせていただきました。


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