アルテック、前期経常を赤字縮小に上方修正


 アルテック <9972> [東証S] が1月10日大引け後(16:30)に業績修正を発表。24年11月期の連結経常損益を従来予想の3億円の赤字→2.5億円の赤字(前の期は9.6億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の1億円の黒字→0.9億円の赤字(前の期は10.2億円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2.9億円の赤字→2.5億円の赤字(前年同期は8.9億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.事業構造改善費用(連結・特別損失)に関して 当社グループは、プリフォーム事業での新たな取り組みとして中国において再生フレーク事業に参入し、当該事業の市場シェアの早期拡大を目指し、パートナー企業と連携を図りながら拠点網の整備等に先行投資を行ってまいりましたが、工場の本格稼働に時間を要しており、厳しい事業環境が続いております。 現状を踏まえ、当該事業運営の効率化および安定化には抜本的な事業構造の見直しが急務であると判断した結果、2024年11月期の連結決算において、拠点網の見直し等により発生する当該事業の資産および負債の整理損失、人員整理に伴う費用等の事業構造改善費用665百万円を特別損失として計上いたします。2.連結業績予想の修正に関して 売上高につきましては、商社事業の一部案件の検収完了が翌期以降にずれ込む影響等により、前回予想を下回る見込みでありますが、コストコントロールに努めたこと等により、営業損失および経常損失の計上額は前回予想を下回る見込みであります。 2024年10月22日付の「(開示事項の経過)投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ」にて公表した投資有価証券売却益166百万円等を特別利益として計上したものの、事業構造改善費用665百万円を特別損失として計上する影響等により、親会社株主に帰属する当期純損失を計上する見込みであります。3.個別業績予想の修正に関して 売上高および営業利益につきましては、概ね連結業績予想と同様の理由であります。 経常利益につきましては、営業利益が前回予想を上回る見込みであることに加え、為替差益等の営業外収益が想定を上回る見込みであることから、前回予想を上回る見込みであります。 これらの要因に加え、2024年10月22日付の「(開示事項の経過)投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ」にて公表した投資有価証券売却益166百万円の計上等により、当期純利益につきましても前回予想を上回る見込みであります。【将来に関する記述等についてのご注意】 上記記載の業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいているため、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる場合があり、これらの予想の達成や将来の業績を保証するものではありません。


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