【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、朝高後に下げるも後場持ち直す (2月5日)



日経平均株価
始値  38979.21
高値  39118.95(09:15)
安値  38682.18(11:26)
大引け 38831.48(前日比 +33.11 、 +0.09% )

売買高  21億9328万株 (東証プライム概算)
売買代金  4兆7836億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は小幅続伸、朝高後に下げるも後場持ち直す
 2.米ハイテク株高も円高が逆風、半導体関連の上値重い
 3.石破・トランプ会談を前に全般買い手控えムード漂う
 4.トヨタが好決算発表で上昇、全体相場にも浮揚力働く
 5.半導体や防衛関連など、売買代金上位は安い銘柄多い

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比134ドル高と3日ぶりに反発した。米中貿易摩擦への懸念が重荷もハイテク株買いが支えとなった。

 東京市場では、主力株をはじめ広範囲に買いが広がったものの、日経平均の上値は重かった。外国為替市場で円高が進んだことで買い手控えにつながった。

 5日の東京市場は、朝方は前日の米株高を引き継いで買い優勢のなかスタート。米国ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の強さが目立ったことから、東京市場でも寄り付きは半導体関連など輸出ハイテク株に追い風となった。しかし、その後は円高などを背景に上値の重い展開となり、徐々に売り優勢に変わった。今週に石破首相とトランプ米大統領との日米首脳会談が予定され、この内容を見極めたいとの思惑も様子見ムードにつながった。しかし、日経平均は前引け時点ではマイナス圏に沈んでいたが、後場中ごろにトヨタの好決算が発表され、これを契機に浮揚力が働いた。日経平均はその後も方向感なくもみ合ったものの、結局小幅上昇して引けている。プライム市場の値上がり銘柄数は全体の57%を占めたが、売買代金上位10傑をみると半導体関連や防衛関連など下げている銘柄が多い。

 個別では、売買代金トップとなったトヨタ自動車<7203>が高く、ホンダ<7267>も商いを伴い高い。ソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>も強さを発揮した。パナソニック ホールディングス<6752>が急騰、日本郵船<9101>など海運株への買いも目立つ。古河電気工業<5801>も値を上げた。プロトコーポレーション<4298>、東京精密<7729>がストップ高を演じたほか、イリソ電子工業<6908>が値を飛ばし、バンダイナムコホールディングス<7832>、タカラスタンダード<7981>なども急伸をみせた。
 半面、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>が冴えず、三菱重工業<7011>、IHI<7013>も軟調な値動きだった。三菱電機<6503>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>などの下げも目立つ。イビデン<4062>がストップ安に売り込まれ、中国塗料<4617>、バリューコマース<2491>も大幅安。横河電機<6841>、BIPROGY<8056>が急落した。ニチレイ<2871>の下落も目を引いた。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はバンナムHD <7832>、SBG <9984>、コナミG <9766>、ホンダ <7267>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約143円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はTDK <6762>、アドテスト <6857>、京セラ <6971>、テルモ <4543>、アステラス <4503>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約83円。

 東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)その他製品、(3)輸送用機器、(4)情報・通信業、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の上位5業種は(1)医薬品、(2)空運業、(3)陸運業、(4)食料品、(5)ガラス土石製品。

■個別材料株

△テクノ菱和 <1965> [東証S]
 25年3月期業績予想を上方修正。
△DNAチップ <2397> [東証S]
 三井化学 <4183> によるTOB価格1100円にサヤ寄せ。
△テクノスJ <3666> [東証S]
 投資ファンドによるTOB価格1155円にサヤ寄せ。
△プロト <4298> [東証P]
 MBO発表でTOB価格2100円へサヤ寄せ。
△HENNGE <4475> [東証G]
 10-12月期増収増益。
△戸上電 <6643> [東証S]
 25年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△イリソ電子 <6908> [東証P]
 今期経常を9%上方修正。
△東京精 <7729> [東証P]
 25年3月期業績予想を上方修正。
△アルメディオ <7859> [東証S]
 70万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△東都水 <8038> [東証S]
 麻生グループによるTOB価格7500円にサヤ寄せ。

▼GAテクノ <3491> [東証G]
 新株発行で希薄化懸念。
▼イビデン <4062> [東証P]
 4-12月期最終9%減益。

 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)プロト <4298>、(2)東京精 <7729>、(3)イリソ電子 <6908>、(4)テスHD <5074>、(5)バンナムHD <7832>、(6)パナHD <6752>、(7)タカラスタ <7981>、(8)ダイヘン <6622>、(9)ホンダ <7267>、(10)NSSOL <2327>。
 値下がり率上位10傑は(1)イビデン <4062>、(2)中国塗 <4617>、(3)コムチュア <3844>、(4)Vコマース <2491>、(5)横河電 <6841>、(6)ビプロジー <8056>、(7)平河ヒューテ <5821>、(8)ニチレイ <2871>、(9)群馬銀 <8334>、(10)ZOZO <3092>。

【大引け】

 日経平均は前日比33.11円(0.09%)高の3万8831.48円。TOPIXは前日比7.39(0.27%)高の2745.41。出来高は概算で21億9328万株。東証プライムの値上がり銘柄数は940、値下がり銘柄数は645となった。東証グロース250指数は654.88ポイント(7.08ポイント高)。

[2025年2月5日]


株探ニュース


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