かんなん丸、今期経常を一転赤字に下方修正


 かんなん丸 <7585> [東証S] が2月7日大引け後(16:30)に業績修正を発表。25年6月期の経常損益(非連結)を従来予想の100万円の黒字→1億1900万円の赤字(前期は1億7200万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
 同時に、7-12月期(上期)の経常損益も従来予想の100万円の黒字→5600万円の赤字(前年同期は9600万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 また、期末一括配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当第2四半期(中間期)の業績につきましては、売上高に関しては多くの店舗で目標達成してまいりましたが、物価高騰による仕入原価の上昇及び水道光熱費の増加のみならず、最低賃金の引き上げに起因する人件費の上昇、従業員確保に係る採用費用の増加、加えて米や青果等の国内食材の大幅な価格上昇により、原価及び販売管理費の上振れが顕著になっており、経営環境は引き続き厳しい状況で推移しました。 このような中、当社は年初において黒字転換を見込む事業計画を組み、目標達成を掲げてスタートしましたが、地域間での目標達成格差の顕在化と物価上昇局面におけるFLコストとその他経費項目の上振れ傾向のコントロールに苦慮し、売上高は前年実績を上回ることが出来ても、計画通りに利益の積み上げが出来ませんでした。業績回復の遅れている店舗の改善策として、地元密着で幅広い顧客層に支持され売上貢献が見込め、FLコストコントロールの効きやすい店舗運営が可能な、自社業態である「じんべえ太郎」への業態転換を前倒しで進めました。 他方において、当社は、上場維持基準の適合に向けた計画を達成するために、大株主との調整や様々な施策を準備し、実行するべく動いてまいりました。昨年8月14 日のリリースにおいて、持続的な企業価値の向上を目指して、株主優待によるご飲食券進呈の再開、監査等委員会設置会社への移行に伴い、意思決定の迅速化を図ることによって事業ポートフォリオの組み換えを進めてまいりました。上場維持基準を充たすために、株価上昇・維持を図りつつ、流動株式を増やすための施策を同時に進めながら、営業黒字に向けて政策投資を検討し運営しております。上記施策を勘案し業績予想を修正いたします。 通期業績につきましては、第2四半期(中間期)までの店舗売上高の状況、仕入原価、水道光熱費、パートナー時給等、経費の動向を勘案し、また下期からスタートする株主優待制度再開に係る政策として進める費用と業態変更にかかる費用を見積り、第2四半期(中間期)まで運営状況をふまえ、前回予想を修正いたします。


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。