本日注目すべき【好決算】銘柄 ニレコ、メルカリ、JCU (6日大引け後 発表分)



 2月6日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ニレコ <6863> [東証S]  ★今期経常を一転22%増益に上方修正、配当も15円増額
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の14.7億円→18億円に22.4%上方修正。従来の減益予想から一転して22.4%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、3回目。制御機器事業で想定した利益率を上回る製品の販売が多く、第3四半期までの業績が好調に推移していることを反映した。
  併せて、年間配当を従来計画の64円→79円(前期は62円)に増額修正した。

 丸大食 <2288> [東証P]  ★4-12月期(3Q累計)経常は53%増益・通期計画を超過、今期配当を20円増額修正
 ◆25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比53.1%増の54億円に拡大して着地。主力のハム・ソーセージや調理加工食品の販売が伸びたことに加え、価格改定や継続的なコスト削減の効果なども大幅増益に貢献した。
  通期計画の49億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→50円(前期は20円)に大幅増額修正した。

 トーア紡 <3204> [東証S]  ★前期経常を一転5%増益に上方修正
 ◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の6億円→8.5億円に41.7%上方修正。従来の減益予想から一転して4.8%増益見通しとなった。海外子会社の減資に伴う為替差益の発生に加え、固定資産税還付金や補助金収入などを計上したことが上振れの要因。

 メルカリ <4385> [東証P]  ★上期最終が3.9倍増益で着地
 ◆24年6月期上期(7-12月)の連結最終利益は前年同期比3.9倍の45.5億円に急拡大して着地。国内フリマアプリ運営事業でホーム画面刷新をはじめとするプロダクト施策の効果によってGMV(流通総額)が前年同期比5%増の5537億円に伸びたことが寄与。広告宣伝費が減少したことも増益につながった。

 JCU <4975> [東証P]  ★今期経常を24%上方修正・2期ぶり最高益更新へ
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の85億円→105億円に23.5%上方修正。増益率が3.5%増→27.8%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。スマートフォンやパソコンをはじめとする高機能電子デバイスの需要が回復基調となる中、電子分野向けの薬品売上高が想定以上に増加したことなどを織り込んだ。

 横田製 <6248> [東証S]  ★今期経常を一転6%増益・最高益に上方修正、配当も5円増額
 ◆25年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.3億円→3.9億円に17.1%上方修正。従来の減益予想から一転して5.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。民間企業の設備投資や公共工事が引き続き堅調に推移していることに加え、販売価格の見直しを実施したことを織り込んだ。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の50円→55円(前期は50円)に増額修正した。配当利回りは3.99%に上昇。

 ホーチキ <6745> [東証P]  ★今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も14円増額
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の78億円→91億円に16.7%上方修正。増益率が0.2%増→16.9%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。国内でリニューアルを中心とした工期前倒し施策の成果が想定を上回ったほか、価格改定などによる収益性向上を反映した。また、欧州や東南アジアで製品の販売が好調だったことも織り込んだ。
  併せて、年間配当を従来計画の58円→72円(前期は58円)に増額修正した。

 マミヤOP <7991> [東証S]  ★今期経常を一転24%増益に上方修正・最高益、未定だった配当は15円増配
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の48億円→68億円に41.7%上方修正。従来の減益予想から一転して23.9%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は昨年8月に続き、2回目。新紙幣対応紙幣識別機への想定以上の需要に加え、アミューズメント関連製品の受注が堅調に推移したことなどを反映した。
  業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は90円(前期は75円)実施する方針とした。

 TBSHD <9401> [東証P]  ★今期経常を一転9%増益に上方修正、配当も8円増額
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の261億円→302億円に15.7%上方修正。従来の減益予想から一転して9.2%増益見通しとなった。TBSテレビのタイム・スポットを中心とした放送収入や配信事業収入の上振れに加え、化粧品の販売が好調なスタイリングライフグループの収益伸長などを織り込んだ。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の54円→62円(前期は44円)に増額修正した。

株探ニュース


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