話題株ピックアップ【夕刊】(2):テクノプロH、ハーモニック、フジクラ
■スミダコーポレーション <6817> 1,015円 +79 円 (+8.4%) 本日終値
スミダコーポレーション<6817>が大幅高で5連騰。前週末7日の取引終了後、24年12月期の連結決算発表にあわせ、25年12月期の業績・配当予想を開示した。今期の売上高予想は前期比微増の1440億円、最終利益予想は同5.4倍の32億円とした。業績の底入れを期待した買いを誘う格好となったようだ。市場別では車載関連で増収を見込む一方、インダストリーと家電は減収を想定。欧州での事業構造改革による効果が利益を押し上げる見通し。24年12月期の売上高は前の期比2.5%減の1439億7800万円、最終利益は同88.3%減の5億9000万円。インダストリー関連市場での販売が想定を上回ったほか、経費の抑制も奏功し、計画を上振れして着地した。あわせて同社は配当政策に関して、連結配当性向30%以上の水準を勘案して実施する基本方針を維持しつつ、同方針による配当が適切でない場合は、DOE(株主資本配当率)の水準として3%などとすることも考慮して、株主還元の充実を図る姿勢を示した。25年12月期の年間配当予想は前期比横ばいの53円とした。
■テクノプロH <6028> 3,189円 +228 円 (+7.7%) 本日終値
7日に決算を発表。「上期最終が23%増益で着地・10-12月期も26%増益」が好感された。
テクノプロ・ホールディングス <6028> [東証P] が2月7日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。25年6月期第2四半期累計(7-12月)の連結最終利益は前年同期比22.5%増の105億円に伸び、通期計画の185億円に対する進捗率は56.9%に達し、5年平均の52.3%も上回った。
■ハーモニック <6324> 4,865円 +330 円 (+7.3%) 本日終値
7日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は黒字浮上」が好感された。
ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [東証S] が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は7800万円の赤字(前年同期は7億6500万円の黒字)に転落した。
■フジクラ <5803> 6,675円 +445 円 (+7.1%) 本日終値
フジクラ<5803>は後場に急伸した。この日、25年3月期の業績・配当予想の上方修正を発表し、材料視された。今期の売上高予想はこれまでの見通しから600億円増額して9400億円(前期比17.5%増)、最終利益予想は120億円増額して740億円(同45.1%増)に引き上げた。期末配当予想は33円50銭から46円50銭に修正。年間配当予想は80円(前期比25円増配)となる。生成AIの普及・拡大を背景にデータセンター向け需要が継続して大幅に伸長しているほか、それ以外の事業も好調に推移しているとし、業績予想に反映した。
■SUMCO <3436> 1,237円 +80.5 円 (+7.0%) 本日終値
7日に決算を発表。「前期経常は48%減益も上振れ着地、今期業績は非開示」が好感された。
SUMCO <3436> [東証P] が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。24年12月期の連結経常利益は前の期比48.4%減の374億円に落ち込んだが、従来予想の330億円を上回って着地。なお、25年12月期の業績見通しは開示しなかった。
■エクシオグループ <1951> 1,789円 +95.5 円 (+5.6%) 本日終値
7日に決算を発表。「今期経常を一転15%増益に上方修正」が好感された。
エクシオグループ <1951> [東証P] が2月7日大引け後(16:00)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比10.1%増の209億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の363億円→425億円(前期は369億円)に17.0%上方修正し、一転して15.1%増益見通しとなった。
同時に発表した「1.16%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
発行済み株式数(自社株を除く)の1.16%にあたる240万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月10日から6月30日まで。
■大分銀行 <8392> 3,320円 +175 円 (+5.6%) 本日終値
10日に発表した「大分銀、自社株の買付と消却を発表」が買い材料視された。
自己株式取得に係る事項の決定及び自己株式の消却に関するお知らせ
■クオールHD <3034> 1,606円 +83 円 (+5.5%) 本日終値
7日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が74%増益で着地・10-12月期も81%増益」が好感された。
クオールホールディングス <3034> [東証P] が2月7日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比74.2%増の113億円に拡大し、通期計画の152億円に対する進捗率は5年平均の69.3%を上回る74.7%に達した。
■ホシデン <6804> 2,251円 +114 円 (+5.3%) 本日終値
ホシデン<6804>が大幅高で3日続伸。前週末7日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を2270億円から2380億円(前期比8.7%増)へ、営業利益を92億円から125億円(同3.3%減)へ、純利益を64億円から90億円(同22.6%減)へ上方修正したことが好感された。アミューズメント関連向け事業及び移動体通信関連向け事業の受注が増加したことに加えて、円安効果により売上高・利益を押し上げる。なお、同時に発表した第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高1797億6400万円(前年同期比1.3%増)、営業利益109億700万円(同2.9%減)、純利益84億9400万円(同19.9%減)だった。
■日揮ホールディングス <1963> 1,401.5円 +69.5 円 (+5.2%) 本日終値
日揮ホールディングス<1963>が大幅高。石破茂首相が7日(日本時間8日)、トランプ米大統領と初の日米首脳会談を行った。さまざまな議題について話し合われたなか、エネルギー分野では日本が米国産LNG(液化天然ガス)の輸入を拡大することで合意し、更に米アラスカ州のLNG開発で日米が協力する可能性についての議論もあったという。これを受け、LNG関連株の一角であるプラント大手の日揮HDや千代田化工建設<6366>、東洋エンジニアリング<6330>に思惑的な物色が向かっている。
株探ニュース
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