日金属、今期最終を一転黒字に上方修正


 日本金属 <5491> [東証S] が2月25日後場(15:00)に業績修正を発表。25年3月期の連結最終損益を従来予想の5億円の赤字→7億円の黒字(前期は15.4億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。ただ、通期の連結経常損益は従来予想の4.5億円の赤字→6億円の赤字(前期は12.6億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1.4億円の赤字→10.5億円の黒字(前年同期は23.4億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  みがき帯鋼事業における主要取引先であります自動車関連産業においては、国内では認証不正問題、海外では中国市場の低迷長期化に加えてEVシフトの遅れによる日系メーカーの販売不振等により、自動車生産台数の回復が当初の見込みに対し遅れております。加工品事業の岐阜工場取扱製品においては計測機器や文具向けなどで受注の回復が見え始めている中、徹底したコストダウンに加え、諸コスト上昇を反映させた販売価格の是正に努めてまいりましたが、当社グループにおいては自動車向けの受注減の影響が大きく、売上高及び営業利益、経常利益が前回の予想を下回ることが見込まれます。 一方、本日(2025年2月25日)公表いたしました「固定資産の譲渡及び特別利益の計上に関するお知らせ」に記載の通り、当期に特別利益を計上する見込みとなりましたことから、当期純利益は大幅に増加する見通しとなりましたため通期の業績予想を修正することといたしました。 個別の業績につきましても、上記と同様の理由により修正するものです。 当期末の配当につきましては、上記のとおり事業による営業利益が悪化していること、今回の特別利益については、運転資金の手当及び第11次経営計画で策定中の新規事業に対する投資等の資金に備えるものであること等から、無配のまま修正なしとさせていただきます。 株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、一刻も早く業績を回復し、配当を再開すべく、グループ一丸となって改善に取り組んでまいりますので、引き続きご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。(注) 上記の予想数値につきましては、本資料作成日現在で入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。