日ケミコン、今期経常を61％下方修正、未定だった配当は無配継続

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　日本ケミコン <6997> [東証Ｐ] が3月10日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の59億円→23億円(前期は79.1億円)に61.0％下方修正し、減益率が25.4％減→70.9％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の56億円→20億円(前年同期は25.9億円)に64.3％減額し、一転して22.8％減益計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は無配)とし、無配継続する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2025年３月期の通期連結業績予想につきまして、ＩＣＴ市場は旺盛なデータセンター投資によるサーバー需要が伸長しましたが、産機関連市場では中国経済の減速や欧州の需要低迷及び顧客の在庫調整の長期化から想定より回復が遅れました、また、親会社株主に帰属する当期純利益は独占禁止法関連損失の特別損失計上などもあり、前回予想を下回る見通しとなり、2024年11月５日に公表しました業績予想を上記のとおり修正致します。

　　当期の期末配当予想（普通株式）につきましては、2025年２月10日公表時点で未定としておりましたが、上記１．に記載の業績予想の修正及び財務状況等を総合的に勘案いたしました結果、誠に遺憾ながら無配とさせていただきます。　なお、Ａ種種類株式の期末配当につきましては、公表しておりますとおり、定款の定めに従いまして、１株当たり55,000円を配当致します。※本資料に記載されている業績予想は、本資料の発表日現在における将来の見通し、計画のもととなる前提、予測を含んで記載しております。実際の業績は、今後様々な要因によって本資料に記載した予想とは異なる可能性があります。