田中化研、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も無配転落


 田中化学研究所 <4080> [東証S] が3月17日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の10億円の黒字→4.5億円の赤字(前期は27.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の0.6億円の赤字→15.1億円の赤字(前年同期は10.9億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

 業績悪化に伴い、従来4円を計画していた期末一括配当を見送り、2期ぶりに無配転落(前期は4円)とする方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
   EV市場の成長の鈍化の影響が大きく、販売数量が想定よりも減少しております。利益面では、本日公表の「棚卸資産評価損計上に関するお知らせ」でお知らせしております通り、棚卸資産評価損を1,398百万円計上しました。  以上のことから売上高、営業利益、経常利益及び当期純利益を前回予想から修正いたします。  上記予想は、当期末までの期間においてニッケル及びコバルトの国際相場や為替相場に大きな変動がないことを前提としております。

   当期につきましては、上記のとおり、当期純利益が損失となることが見込まれることから、誠に遺憾ではございますが無配とさせていただきます。本件につきましては、2025年6月下旬に開催予定の第69期定時株主総会において付議させていただく予定です。  株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、出来るだけ早期に復配できるよう努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。※なお、上記の予想につきましては、当社が現時点で入手可能な情報による判断、仮定及び確信に基づくものであり、今後の経済情勢、事業運営における様々な状況変化によって、実際の業績等は予想値と異なる場合があります。


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