フジオーゼ、今期経常を一転14%増益に上方修正、配当も2円増額


 フジオーゼックス <7299> [東証S] が3月19日後場(15:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→22億円(前期は19.2億円)に22.2%上方修正し、一転して14.1%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.5億円→15.5億円(前年同期は10.6億円)に34.8%増額し、増益率が7.8%増→45.3%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→52円(前期は1→5の株式分割前で250円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社グループが属する自動車業界につきましては、国内においては認証不正問題等により自動車販売台数が前年同期比で減少、中国における現地自動車メーカーのEVを始めとする新エネルギー車との激しい価格競争による国内自動車メーカーの販売減少、米国新政権による関税発動等、先行き不透明な状況であります。 このような市場環境の中、原価改善活動の超過達成を含め下記主要因により2024年10月28日に公表した数値を上回る為、上記のとおり修正いたします。1.営業利益は全社原価改善活動等の効果が発現し当初計画値を約400百万円上回る見込みであります。2.昨年度において欧州顧客との取引終了に際し、在庫費用の補償について交渉を重ねてまいりましたが、当連結会計年度において、補償費用として199百万円を受領することで合意し、特別利益を計上致します。3.グループ資金の効率化を図るため在外連結子会社の利益剰余金を原資とする配当方針により繰延税金負債を計上してまいりましたが、当連結会計年度において、過年度分の配当を実施する事を決議しましたので繰延税金負債の取り崩し(法人税等調整額129百万円(益))を計上いたしました。

  配当予想につきましては、当社は株主の皆様に対する利益還元を重要な経営政策として認識し、今後の業績・財政状態や配当性向などを総合的に勘案して、安定的な配当水準を継続することに努めてまいりました。 2025年3月期の配当予想につきましては、本日公表した業績および財務状況等を総合的に勘案し、期末配当につきましては2024年5月28日に公表いたしました前回発表予想から2円増配し、1株当たり32円に修正いたします。これにより、年間配当は1株当たり52円となります。 なお、本件につきましては、2025年6月開催予定の第97期定時株主総会に付議する予定であります。※上記の業績予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の様々な不確定要素により、実際の業績と異なる場合がありますのでご了承ください。


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