チエル、今期経常を10%上方修正、配当も2円増額


 チエル <3933> [東証S] が3月25日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の6億円→6.6億円(前期は6.6億円)に10.0%上方修正し、減益率が9.4%減→0.3%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.7億円→4.3億円(前年同期は3.1億円)に16.1%増額し、増益率が17.7%増→36.7%増に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→12円(前期は7円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当期におきましては、第6次中期経営計画の初年度にあたり、中期経営計画で掲げた重点戦略を念頭に、教育ICT専業メーカーとして学校ICT事業を成長戦略のコアに置きつつ、本格展開を迎えたGIGAスクール第2期において必要とされる製品群のワンストップ提供やアップデートを行ってまいりました。また、中期経営計画の重点施策として掲げた、シナジーが見込まれる分野・空白地域を中心に「教育」に携わる国内外各社との提携・M&Aを推進してまいりました。こうした中で、当期においては、デジタル教科書対応のTbridge エッジキャッシュ機能搭載モデルの新規リリース、統合ID管理システム「ExtraConsole ID Manager」のリニューアルなどが貢献する形で、チエル単体におけるGIGAスクール第2期関連の引き合いが伸びてまいりました。一方で来期以降を見越してバージョンアップを行ったInterCLASSシリーズは今期はほぼ予定通りの売上ながら、来期以降は売上と粗利への貢献が期待できる状況となっております。また、過去数年にM&Aを実施したグループ各社も事業拡大フェーズに入り、各社のパーク及び市場・事業での売上が拡大しはじめ、特に四国などで地方自治体のGIGAスクール第2期リプレイス案件の取り込みが予想を上回る規模で進み、連結業績への貢献があったほか、新たに昨年12月にグループインした株式会社オキジムにおいても、第4四半期においてパーク内教育委員会向け案件が順調に計上され、当初予定を上回る売上と利益貢献が期待されるなど、M&Aを実施した各社でチエルとのシナジーを発揮した収益貢献が見込まれております。以上の結果、当社の連結売上高、連結営業利益、連結経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも前回発表予想を上回る見込みとなり、2025年3月期の連結業績予想を修正することといたしました。

 当社は、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題と認識しており、企業体質の強化及び継続的な 商品開発に備えた内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当を実施していくことを基本方針と しております。今後も中期経営計画に掲げたように、中長期的な利益成長による配当額の増加を目指して取り組む中で、2027年3月期のDOE(株主資本配当率)2-4%、連結配当性向30%程度の実現を念頭に、企業価値を高めてまいる所存であります。 2025年3月期の期末配当予想につきましては、通期連結業績予想の修正を踏まえ、前回予想の1株あたり10.0円から2.0円増配し、1株あたり12.0円に修正いたします。


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