本日注目すべき【好決算】銘柄 キッズバイオ、スターマイカ、HIS (31日大引け後 発表分)



 3月31日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 キッズバイオ <4584> [東証G]  ★今期経常赤字を大幅縮小に上方修正
 ◆25年3月期の連結経常損益を従来予想の10億円の赤字→2億円の赤字に上方修正して着地。赤字幅が大幅に縮小する見通しとなった。バイオシミラー事業でパートナー製薬企業に対する供給価格などの調整が進んだことに加え、子会社が持田製薬 <4534> と小児脳性麻痺などを対象とした乳歯歯髄幹細胞の共同事業化に関する契約を締結したことによる契約一時金の計上で売上が計画を大きく上回ることが寄与。供給価格などの調整による採算改善も赤字幅縮小に貢献する。

 スターマイカ <2975> [東証P]  ★12-2月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地
 ◆25年11月期第1四半期(24年12月-25年2月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の20.9億円に急拡大し、四半期ベースの最高益を12四半期ぶりに更新して着地。主力のリノベマンション事業で中古マンションの販売が好調で収益が大きく伸びたことが寄与した。
  上期計画の28.7億円に対する進捗率は72.6%に達しており、上振れが期待される。

 オープンH <3288> [東証P]  ★今期経常利益を2期ぶり最高益に12%上方修正・配当も10円増額
 ◆25年9月期の連結経常利益を従来予想の1230億円→1375億円に11.8%上方修正。増益率が2.3%増→14.3%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。主力の戸建関連事業で首都圏を中心に販売が堅調に推移する中、マンション価格の高騰や前期から取り組んできた利益率改善策などが奏功し、採算が向上する。
  同時に、株主還元方針を「配当性向20%以上、機動的な自己株式取得」→「総還元性向40%以上」に伴い、今期の年間配当を従来計画の168円→178円(前期は166円)に増額修正した。
  また、発行済み株式数の3.25%にあたる375万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施する。

 HIS <9603> [東証P]  ★11-1月期(1Q)経常は67%増益で着地
 ◆25年10月期第1四半期(24年11月-25年1月)の連結経常利益は前年同期比67.0%増の52.7億円に拡大して着地。欧州や東アジアを中心に海外旅行事業が好調だったことが収益を牽引した。ホテル事業で訪日客の増加による稼働率と客室単価が上昇したことも寄与した。
  上期計画の61億円に対する進捗率は86.4%に達しており、上振れが期待される。

 日本プロセス <9651> [東証S]  ★今期最終最高益予想を85%上乗せ、配当も2円増額
 ◆25年5月期の連結最終利益を従来予想の7.5億円→14億円に85.4%上方修正。増益率が3.4%増→91.8%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。特定情報システム事業や制御システム事業の受注が想定以上に好調で売上が計画を上回ることが寄与する。投資有価証券売却益を計上したことも利益を押し上げる。
  業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の52円→54円(前期は38円)に増額修正した。

株探ニュース


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