話題株ピックアップ【夕刊】(3):ベルク、山善、SFOODS


■ベルク <9974>  6,940円  +330 円 (+5.0%)  本日終値
 ベルク<9974>が大幅反発。午後2時ごろに発表した26年2月期連結業績予想で、売上高4141億7200万円(前期比6.8%増)、営業利益180億9100万円(同6.4%増)、純利益124億4500万円(同0.5%増)を見込み、年間配当予想を前期比4円増の124円としたことが好感された。茨城県つくば市に開業した「フォルテつくば店」をはじめとして7店舗の新規出店を計画するほか、既存店売上高2.9%増を想定する。また、グループの強みである標準化の徹底や効率的なチェーンオペレーションを強化することで、販管費の削減を推進する。なお、25年2月期決算は、売上高3877億7900万円(前の期比10.2%増)、営業利益170億1100万円(同17.4%増)、純利益123億8500万円(同16.0%増)だった。

■山善 <8051>  1,358円  +54 円 (+4.1%)  本日終値
 山善<8051>が続伸。同社は9日、ヒューマノイドロボットに特化した産業プラットフォームを構築するINSOL-HIGH(東京都千代田区)と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。山善の生産現場における自動化ノウハウや独自の販売ネットワークと、INSOL-HIGHのヒューマノイドロボットに対応したWES(倉庫運用管理システム)や物流ノウハウを掛け合わせることで、さまざまな生産・物流現場に適応可能なヒューマノイドロボットの社会実装を目指す、日本初の「ヒューマノイドロボットの社会実装」に向けた共同プロジェクトを推進するとしている。

■S Foods <2292>  2,456円  +82 円 (+3.5%)  本日終値
 S Foods<2292>がしっかり。9日取引終了後、25年2月期の連結業績に関し、売上高が計画を5億円下回る4445億円(前の期比4.6%増)、最終利益が計画を15億5000万円下回る26億5000万円(同70.8%減)で着地したようだと発表した。もっとも、発表を受けて売り向かう姿勢はみられず、全体相場にツレ高した。米国での生体牛高が響いたほか、ニュージーランドにおける中国向け販売が落ち込み、棚卸資産評価損を計上。収益が予想に対し下振れする。

■ベルテクス <5290>  1,781円  +53 円 (+3.1%)  本日終値
 ベルテクスコーポレーション<5290>が反発。9日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を42万1000株(発行済み株数の1.65%)、または8億円としており、取得期間は4月11日から7月31日まで。株主還元の充実と資本効率の向上及び経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を実行することが目的としている。

■アドヴァングループ <7463>  765円  +21 円 (+2.8%)  本日終値
 アドヴァングループ<7463>が大幅反発。9日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.4%にあたる50万株または3億7200万円を上限に、10日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株買いを実施すると発表。これが材料視されたようだ。なお、東証の自己株式立会外買付取引情報によると、10日付で49万2000株の取得を完了している。

■マニー <7730>  1,118.5円  -57 円 (-4.9%)  本日終値  東証プライム 下落率2位
 マニー<7730>は続落。9日取引終了後に24年9月~25年2月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比6.5%増の148億1000万円、最終利益は同7.9%減の29億4000万円だった。通期で増収増益を見込んでいるだけに、上期時点での減益をネガティブ視した売りが出た。眼科ナイフなどのサージカル関連製品が好調だったほか、アイレス針関連製品の販売が伸びた。一方、中国市場の減速やダイヤバー自主出荷停止に伴う影響により、デンタル関連製品が低調に推移し全体の足を引っ張った。人員数増加による販管費の増加も重荷に。為替差益の縮小なども響いた。

■サイゼリヤ <7581>  3,990円  -160 円 (-3.9%)  本日終値  東証プライム 下落率4位
 サイゼリヤ<7581>が急落し年初来安値を更新した。9日の取引終了後、25年8月期第2四半期累計(24年9月~25年2月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正。今期の経常利益予想を従来の見通しから7億円減額して157億円(前期比0.7%増)に見直しており、嫌気されたようだ。米価格の高騰や野菜価格の上昇の影響で粗利益率が予想を下回る。今期の売上高予想は51億円増額して2587億円(同15.2%増)に見直した。最終利益予想は据え置いた。既存店の客数と客単価は引き続き増加傾向になると想定する。加えて同社は中国とオーストラリアに子会社を設立すると発表した。2月中間期の売上高は前年同期比16.2%増の1215億7200万円、経常利益は同0.1%減の64億7800万円だった。

■コシダカHD <2157>  961円  -16 円 (-1.6%)  本日終値  東証プライム 下落率5位
 コシダカホールディングス<2157>が後場マイナスに転じた。午後1時ごろに発表した2月中間期連結決算が、売上高340億400万円(前年同期比11.2%増)、営業利益51億1400万円(同5.8%増)、純利益31億9200万円(同18.1%減)となり、従来予想の営業利益55億1900万円を下回って着地したことが嫌気された。積極出店の継続と既存店客数の増加で主力のカラオケ事業は2ケタ増収となったものの、客単価の低下が想定以上だったことが響いた。また、人件費や水道光熱費で単価上昇が表面化したことや、シンガポール子会社の清算損なども響いた。なお、25年8月期通期業績予想は、売上高710億5700万円(前期比12.3%増)、営業利益115億7800万円(同13.9%増)、純利益74億9900万円(同11.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■ZOZO <3092>  1,396円  -17 円 (-1.2%)  本日終値  東証プライム 下落率6位
 ZOZO<3092>が安い。9日の取引終了後、英国を拠点に欧米市場でファッションショッピングプラットフォームを運営するLYST社を買収すると発表したが、取得価額が243億円であることから財務面への影響を懸念した売りが出ているようだ。新たに設立する英国子会社を通じ、全株式を4月30日付で取得する。両社の地理的なカバレッジや技術背景が理想的な補完関係にあると判断したほか、運用面ではシステム基盤の共用・管理業務の統合などでさまざまなスケールメリットが期待できるという。なお、26年3月期の連結業績への影響は精査中としている。

■GLOE <9565>  916円  +150 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 GLOE<9565>が急反発。午前11時ごろ、サウジアラビアに拠点を置きゲームやeスポーツ、エンターテインメント分野のソリューションを提供するホーク・ゲーミング・グループと正式に覚書(MOU)を締結したと発表しており、好材料視された。サウジアラビアは、近年ゲームやeスポーツ産業の育成に注力しており、国家戦略「Vision2030」でもエンターテインメント分野への投資を強化している。今回の覚書では、サウジアラビアと日本の優れた知的財産、人的資本、ビジネス機会など、eスポーツ及びゲームの発展と拡大における連携で合意したという。

●ストップ高銘柄
 イオレ <2334>  975円  +150 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 iFナ百Wブ <2869>  33,650円  +5,005 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 iFSPWブ <2237>  67,390円  +10,000 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 インスペック <6656>  549円  +80 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 売れるG <9235>  573円  +80 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 など、15銘柄

●ストップ安銘柄
 iFSPWベ <2249>  19,005円  -5,000 円 (-20.8%) ストップ安   本日終値
 iFナ百Wベ <2870>  21,440円  -5,000 円 (-18.9%) ストップ安   本日終値
 楽天Wベア <1459>  569円  -100 円 (-15.0%) ストップ安   本日終値
 以上、3銘柄





株探ニュース


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