菊水化、前期経常を一転16%減益に下方修正、配当は1円増額


 菊水化学工業 <7953> [東証S] が4月15日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の7.9億円→5.3億円(前の期は6.3億円)に33.3%下方修正し、一転して16.2%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.8億円→2.2億円(前年同期は5億円)に54.6%減額し、減益率が3.8%減→56.3%減に拡大する計算になる。

 同時に、前期の年間配当を従来計画の16円→17円(前の期は16円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社グループの売上高につきましては、物価高の影響による消費者のマインド変化により、新築住宅の着工棟数が減少し、塗り替え市場においても低迷が予想以上に長びいていることで、国内における製品販売及び工事の受注が減少し、前回発表予想を下回る見込みとなりました。また、利益面につきましては、原材料及びエネルギー価格増加への対応として、得意先の理解を得ながら価格改定による収益改善に努めましたが、上記による売上高減少の影響と、今期実施した基幹システムの移行に伴うシステム障害の経費が増加したことで、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益において、前回発表予想を下回る見込みとなりました。当社グループを取り巻く事業環境は、依然として先行き不透明な状況が続いておりますが、環境に配慮した付加価値製品の普及・提案により、建物や構造物の長寿命化対策の一翼を担う営業活動を推進するともに、徹底した経費削減活動を継続し、企業価値の向上に努めてまいります。

 当社は、2024 年度に創業65 周年を迎えることができました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。2025 年3 月期は当初の業績予想を下回る厳しい結果となりましたが、株主の皆様へ感謝の意を表するため、2025 年3 月期の期末配当において、普通配当については当初予定のとおりとし、それに加えて1 株当たり1 円の記念配当を実施することといたしました。これにより、2025 年3 月期の期末配当予想は、1 株当たり10 円(普通配当9 円、記念配当1 円)に修正いたしました。


本画面にて提供する情報について
本画面に掲載されている情報については、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドが配信業者です。
本サービスに関する著作権その他一切の知的財産権は、著作権を有する第三者に帰属します。情報についての、蓄積・編集加工・二次利用(第三者への提供等)・情報を閲覧している端末機以外への転載を禁じます。
提供する情報の内容に関しては万全を期していますが、その内容を保証するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切責任を負いかねます。
本サービスは、配信情報が適正である事を保証するものではありません。また、お客様は、本サービスを自らの判断と責任において利用するものとし、お客様もしくは第三者が本サービスに関する情報に基づいて判断された行動の結果、お客様または第三者が損害を被ることがあっても、各情報提供元に対して何ら請求、また苦情の申立てを行わないものとし、各情報提供元は一切の賠償の責を負わないものとします。
本サービスは予告なしに変更、停止または終了されることがあります。

本サービスを提供するのは金融商品取引業者である内藤証券株式会社 (加入協会:日本証券業協会 (一社)第二種金融商品取引業協会)(登録番号:近畿財務局長(金商)第24号)です。