本日注目すべき【好決算】銘柄 ABEJA、ドトル日レス、テラスカイ (14日大引け後 発表分)



 4月14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ABEJA <5574> [東証G]  ★今期経常を一転30%増益に上方修正
 ◆25年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億2000万円→3億7300万円に69.5%上方修正。従来の減益予想から一転して30.4%増益見通しとなった。LLM(大規模言語モデル)関連の案件を中心に好調に推移し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

 ドトル日レス <3087> [東証P]  ★今期経常は12%増で9期ぶり最高益、増配と自社株買いも発表
 ◆25年2月期の連結経常利益は前の期比24.9%増の96.1億円に伸びて着地。続く26年2月期の同利益は前期比11.5%増の107億円と9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は不透明な要素が多くあるものの、売上高の回復傾向は顕著で、既存店売上高はドトールが前期比4%増、日レスは同3%増を見込む。また、新規出店は80店舗、退店は35店舗を計画する。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を48円→50円(前の期は40円)に増額し、今期も前期比4円増の54円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数の7.98%にあたる350万株または50億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 ラクトJ <3139> [東証P]  ★12-2月期(1Q)経常は43%増益で着地
 ◆25年11月期第1四半期(24年12月-25年2月)の連結経常利益は前年同期比43.2%増の15.9億円に拡大して着地。アイスクリームなどに使用される脂肪系の輸入乳原料やプロテイン向けを中心とする高たんぱく原料といった好採算品の販売が好調だったことが寄与。アジア・チーズ製造販売部門の利益率が改善したことも大幅増益に貢献した。
  上期計画の23億円に対する進捗率は69.5%に達しており、業績上振れが期待される。

 プロパスト <3236> [東証S]  ★今期経常を一転5%増益に上方修正
 ◆25年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の15.5億円→27.2億円に74.7%上方修正。従来の減益予想から一転して4.8%増益見通しとなった。賃貸開発事業において計画以上の販売価格で物件売却が進んだことを織り込んだ。

 ビーロット <3452> [東証S]  ★今期経常を一転8%増益に上方修正・最高益、未定だった配当は9円増配
 ◆25年12月期の連結経常利益を従来予想の53.2億円→62.5億円に17.5%上方修正。従来の減益予想から一転して7.6%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。1月に子会社化したクマシュー工務店の業績を織り込んだ。
  業績好調に伴い、従来未定としていた年間配当は前期比9円増の70円に増配する方針とした。

 農業総研 <3541> [東証G]  ★今期経常を82%上方修正・9期ぶり最高益更新へ
 ◆25年8月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億1000万円→2億円に81.8%上方修正。増益率が8.9%増→98.0%増に拡大し、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。買取委託の粗利率のコントロールや物流効率の改善など利益率向上施策を進めたことに加え、青果相場が想定を上回る高い水準で推移していることが追い風となる。
  併せて、27年8月期に営業利益4.5億円(25年8月期計画は2億円)を目指す中期経営計画を発表。

 テラスカイ <3915> [東証P]  ★今期経常は23%増で2期連続最高益更新へ
 ◆25年2月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の16億円に急拡大し、従来予想の12.8億円を上回って着地。続く26年2月期も前期比23.1%増の19.7億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はクラウドサービスの需要が拡大する中、主力とするセールスフォース関連のクラウドインテグレーション案件数が更に増加し、それに伴って自社製品の販売が伸びる計画。

 サイエンスA <4412> [東証G]  ★今期経常を一転黒字に上方修正・3期ぶり最高益更新へ
 ◆25年8月期の経常損益(非連結)を従来予想の4800万円の赤字→2800万円の黒字(前期は3400万円の赤字)に上方修正し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。主力のライブコミュニケーションツール「Buddycom」が契約社数、利用ユーザー数ともに順調に推移し、解約率も低水準を維持していることが要因。アクセサリーの販売好調や単価上昇なども上振れに貢献する。

 ジーデップ <5885> [東証S]  ★今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5.5円増額
 ◆25年5月期の経常利益(非連結)を従来予想の6.7億円→7.8億円に15.7%上方修正。増益率が3.5%増→19.8%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。生成AIを中心とした大規模AI開発向けの設備投資需要の高まりを追い風に、第3四半期業績が想定より好調に推移したことを反映した。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の17.5円→23円(前期は1→4の株式分割前で67円)に大幅増額修正した。

 バリューC <9238> [東証G]  ★今期経常は50%増で最高益、増配と株主優待の拡充も発表
 ◆25年2月期の経常利益(非連結)は前の期比21.1%減の1億3100万円になったものの、続く26年2月期は前期比50.4%増の1億9700万円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のマーケティングDX事業で既存顧客からの受注増加や新規顧客の獲得を見込むほか、解体サイトを運営する不動産DX事業も買収効果などでトップラインが成長する計画。
  併せて、今期の年間配当は前期比0.5円増の7円に増配する方針とした。また、株主優待制度を拡充すると発表。保有株数と保有期間に応じてデジタルギフトを3000~1万2000円分(従来と比べ実質倍増)贈呈する。

株探ニュース


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