話題株ピックアップ【夕刊】(2):良品計画、メタウォータ、ベルーナ


■良品計画 <7453>  4,614円  +89 円 (+2.0%)  本日終値
 良品計画<7453>が続伸。株価は4600円台に値を上げ上場来高値を更新した。11日取引終了後に25年8月期の連結純利益予想を440億円から455億円(前期比9.5%増)に上方修正したことを評価する買いが流入している。岩井コスモ証券は15日、同社株の目標株価を4100円から4700円に引き上げた。投資判断は「B+」を継続した。国内事業はスキンケア・ハウスウェア商品が好調で、海外事業は中国大陸が想定を上回って推移し欧米でも構造改革が進んでいる。国内ともに好調となっており、同証券では今8月期の同利益を457億円と予想し、26年8月期は510億円への一段の増益を見込んでいる。

■メタウォーター <9551>  1,875円  +33 円 (+1.8%)  本日終値
 メタウォーター<9551>が3日続伸。この日、東京都下水道局と浅川水再生センター(東京都日野市)汚泥処理電気設備再構築その5工事及び南部汚泥処理プラント(東京都大田区)汚泥焼却設備4号炉撤去工事について、工事請負契約を締結したと発表したことが好材料視された。浅川水再生センターの工事期間は25年4月2日から28年3月9日までで、契約金額は16億5000万円。一方の南部汚泥処理プラントの工事期間は25年4月2日から27年3月5日までで、契約金額は12億8700万円としている。

■ベルーナ <9997>  902円  +15 円 (+1.7%)  本日終値
 ベルーナ<9997>が3日続伸。15日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高(速報)が前年同月比1%増となり、3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。ホテル事業が同36%の大幅増収となったほか、アパレル・雑貨事業が気温の上昇によりアパレル商品の販売が好調に推移したことに加えてセール販売も好調だったほか、ホテル事業が引き続き北海道エリアを中心に好調に推移したことが貢献した。

■SPDR <1326>  43,190円  +640 円 (+1.5%)  本日終値
 SPDRゴールド・シェア<1326>やNEXT FUNDS 金価格連動型上場投信<1328>、純金上場信託(現物国内保管型)<1540>といった金ETFが高い。15日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、6月限が前日比14.1ドル高の1トロイオンス=3240.4ドルに上昇した。米国の関税政策に対する警戒感が高まるなか、安全資産である金を買う動きが強まった。この日の時間外取引では一時3290ドル近辺まで上昇し最高値を更新しており、金ETFに対する買いが膨らんでいる。

■dely <299A>  1,193円  +17 円 (+1.5%)  本日終値
 dely<299A>は7日続伸。15日の取引終了後、販促事業強化の一環として、クリエイター向けライブコマース支援サービスの提供を開始すると発表しており、好材料視された。これまでのライブ配信事業で培ったノウハウと、マーケティング・オペレーションの知見を生かした包括的な支援サービスを開発し、クリエイターがスムーズにライブコマースへ参入・活躍できるよう、ライブコマース配信に関する研修プログラムや配信企画や技術支援などの運営サポート、SNSを活用した集客支援、商品仕入れ・配送業務の支援などのサービスを提供するとしている。

■ビジョン <9416>  1,196円  +10 円 (+0.8%)  本日終値
 ビジョン<9416>が5日続伸。15日の取引終了後、13日に開幕した「大阪・関西万博」において、国内外の来場者に向けた通信・充電機器のレンタル・販売サービスの提供を開始したと発表しており、好材料視された。「グローバル WiFi」「NINJA WiFi」のブランドを通じて、会場内の東ゲート広場及び西ゲート広場の2カ所にサービスブースを展開する。また、INFORICH<9338>が展開するモバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT(チャージスポット)」も各ブースに設置しているという。

■カバー <5253>  2,127円  -239 円 (-10.1%)  本日終値
 カバー<5253>が急落。同社は16日、英語圏向けVTuberグループ「ホロライブ English」所属の「がうる・ぐら(Gawr Gura)」が、5月1日をもって卒業すると発表した。登録者数で世界一とされるVTuberの卒業を受け、今後の事業展開への影響を警戒した売りが膨らんだようだ。「がうる・ぐら」は自身のYouTubeチャンネルで「important announcement」と題した動画を4月16日に配信した。卒業の理由については、経営陣や会社の方向性に対し意見が一致しなかったため、と説明している。カバーは同日の発表資料のなかで、「Myth」としてデビューして以降、5年にわたり活動を続け、海外でのホロライブプロダクションの発展に大きく貢献したVTuberだと評価。本人の意向を尊重し卒業の申し出を受け入れたとしている。

■HIOKI <6866>  5,750円  -610 円 (-9.6%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 HIOKI<6866>が3日ぶりに急反落した。15日の取引終了後、25年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比7.7%増の98億1600万円、最終利益は同2.9%減の11億7100万円となった。最終減益となったことを嫌気した売りが優勢となったようだ。受注高は前年同期を上回ったものの、日本国内の需要が力強さを欠いた。営業外費用で為替差損1億7400万円を計上したことも響いた。

■大阪チタ <5726>  1,497円  -130 円 (-8.0%)  本日終値  東証プライム 下落率5位
 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>や東邦チタニウム<5727>などチタン大手が下落。米ブルームバーグ通信が15日、「米国が中国製品に課した最大145%の関税への報復として、中国が国内の航空会社に対し、米ボーイングの航空機の追加納入を一切受けないよう指示したことが分かった」と報じたことを受けて、航空機向け需要が減少するとの懸念から売られたようだ。また、航空機向け炭素繊維を手掛ける東レ<3402>なども安い。

■アドバンテスト <6857>  5,423円  -380 円 (-6.6%)  本日終値  東証プライム 下落率9位
 アドバンテスト<6857>とディスコ<6146>が続落。エヌビディア<NVDA>は15日、AI半導体「H20」について、対中輸出規制の対象となったと発表した。これによりエヌビディアは25年2~4月期において、H20の在庫や引当金などに関連して、最大約55億ドルの費用を計上する見通し。発表を受けてエヌビディアの株価は時間外取引で急落している。エヌビディア関連と位置付けられているアドテストとディスコに対しても、売りを促す要因となった。

株探ニュース


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