話題株ピックアップ【夕刊】(3):アイスペース、山岡家、ガンホー


■ispace <9348>  913円  +33 円 (+3.8%)  本日終値
 ispace<9348>が3日続伸。この日の寄り前、同社が進めるミッション2(SMBC×HAKUTO-R VENTURE MOON)について、マイルストーンの第6段階である「Success6」に成功したと発表しており、好材料視された。「Success6」では、月周回軌道投入前に宇宙機の姿勢や位置・軌道などを変える深宇宙軌道制御マヌーバの完了を目指していた。なお、同件による業績への影響はないとしている。

■丸千代山岡家 <3399>  4,480円  +155 円 (+3.6%)  本日終値
 丸千代山岡家<3399>が3日ぶりに反発。24日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を5万5000株(発行済み株数の0.54%)、または2億円としており、取得期間は5月1日から30日まで。資本効率の向上及び経営環境の変化に対応した動機的な資本政策を遂行することが目的としている。

■ガンホー <3765>  3,052円  +103.5 円 (+3.5%)  本日終値
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が後場動意。同社はきょう正午ごろ、パズルRPG「パズル&ドラゴンズ ゼロ」の事前登録を開始したと発表。期待感が高まるかたちとなったようだ。このゲームは、全世界で9000万ダウンロードを突破したスマートフォン向けパズルRPG「パズル&ドラゴンズ」をはじめとする「パズドラ」シリーズの最新作。5月下旬に全世界150カ国以上でサービスを展開する予定だとしている。

■四電工 <1939>  1,299円  +40 円 (+3.2%)  本日終値
 四電工<1939>が反発。同社は24日の取引終了後、25年3月期の連結業績に関し、売上高が計画を8億円上回る1058億円(前の期比14.9%増)に、最終利益が計画を5億7000万円上回る51億7000万円(同13.1%増)に上振れして着地したようだと発表。更に、期末配当予想を増額修正しており、これらを材料視した買いが入ったようだ。手持ち工事の進捗が引き続き堅調に推移した。期末配当予想は従来の見通しから5円増額して35円に修正した。昨年10月1日付の株式分割前の水準で年間配当は195円(前の期の年間配当は140円)で、実質的に増配となる。

■日本空港ビルデング <9706>  4,072円  +125 円 (+3.2%)  本日終値
 日本空港ビルデング<9706>は4日続伸。24日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を2673億円から2699億円(前の期比24.0%増)へ、純利益を193億円から275億円(同42.8%増)へ上方修正すると発表した。好調な訪日外国人旅客数をはじめ、日本人のアウトバウンドや国内線旅客数の着実な回復により航空需要が増加したことが要因。一部の子会社で繰延税金資産を積み増したことも利益面で寄与した。これを好感した買いが優勢となった。

■第一実業 <8059>  2,283円  +58 円 (+2.6%)  本日終値
 第一実業<8059>が後場終盤に上げ幅を拡大。午後3時ごろ、集計中の25年3月期連結業績について、売上高が従来予想の2100億円から2210億円(前の期比17.7%増)へ、営業利益が120億円から131億円(同44.1%増)へ、純利益が80億円から88億円(同17.9%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。エナジーソリューションズ事業をはじめ、その他のセグメントにおいても更に収益を伸ばしていることが要因としている。なお、業績上振れに伴い、期末配当予想を44円から51円へ引き上げ、年間配当予想を92円とした。

■WOWOW <4839>  1,062円  +19 円 (+1.8%)  本日終値
 WOWOW<4839>が後場急上昇しプラス圏に浮上。午後1時30分ごろ、集計中の25年3月期連結業績について、売上高が従来予想の756億円から767億円(前の期比2.4%増)へ、営業利益が7億円から20億円(同37.9%増)へ、最終利益が収支均衡から6億円の黒字(同45.1%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。映画事業などその他収入が想定を上回ったことに加えて、効率的な費用投下を行ったことが寄与し、営業利益は一転増益となったようだ。

■横河ブHD <5911>  2,581円  +42 円 (+1.7%)  本日終値
 横河ブリッジホールディングス<5911>が反発。24日の取引終了後、集計中の25年3月期連結業績について、営業利益が従来予想の130億円から166億円(前期比4.1%増)へ、純利益が100億円から128億円(同7.9%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は1600億円から1593億円(同2.9%減)へやや下振れたものの、橋梁事業の受注において設計変更の獲得が「翌期予定からの前倒し」「サブJV工事での変更」も含めて想定以上に重なり、加えて新規受注による工事損失引当金が想定を下回ったことで採算が大きく改善。また、エンジニアリング関連事業で第4四半期におけるシステム建築事業の落ち込みが小幅に止まったことや、土木関連事業と建築・機械鉄構事業でも設計変更などによる損益の改善があったことも寄与した。

■日産自動車 <7201>  335円  +5.3 円 (+1.6%)  本日終値
 日産自動車<7201>は堅調。24日取引終了後、25年3月期連結業績予想について最終損益を7000億~7500億円の赤字(前の期4266億4900万円の黒字)とし、従来予想の800億円の赤字から下方修正すると発表した。事業構造改革「ターンアラウンド」の取り組みに関する費用が響く見込み。あわせて、これまで未定としていた配当予想を無配とした。業績悪化に懸念が募り依然先行きは不透明だが、目先悪材料出尽くしとみた向きが買いを入れたようだ。なお、最新の見通しを反映し、売上高については12兆5000億円から12兆6000億円(前の期比0.7%減)へ、営業利益は1200億円から850億円(同85.1%減)へそれぞれ見直した。

■クイック <4318>  1,976円  +17 円 (+0.9%)  本日終値
 クイック<4318>が4日続伸。岩井コスモ証券は24日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は2300円とした。同社は人材紹介・派遣、求人広告など手掛ける総合人材サービス企業。25年3月期の連結業績予想は、営業利益を44億9000万円から45億3300万円(前期比8.7%減)に上方修正している。注力領域の建設や電気・機械、自動車、IT分野に加え、医療・福祉分野やサービス分野でも人手不足感が高まり、人材サービス事業やリクルーティング事業を中心に売上高が順調に推移した。27年3月期を最終年度とする中期経営計画では、営業利益62億円と最高益を目指すことも評価している。

■売れるG <9235>  886円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 売れるネット広告社グループ<9235>が急反発。24日の取引終了後、子会社である売れる越境EC社が、中国・バイトダンス社の最新ECモデル「TikTok Shop」運営代行サービスを6月に開始すると発表しており、好材料視された。「TikTok Shop」は、視聴・検討・購入をすべてアプリ内で完結できる機能。6月に「国内TikTok Shop」が本格始動するのに伴い、運営代行サービスを提供する。なお、同件が業績に与える影響は現時点では軽微とみている。

●ストップ高銘柄
 monoAI <5240>  337円  +80 円 (+31.1%) ストップ高   本日終値
 ココペリ <4167>  497円  +80 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 ナルネット <5870>  641円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 アズジェント <4288>  736円  +100 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし


株探ニュース


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