総医研HD、今期経常を赤字縮小に上方修正、配当も5円で2期ぶり復配へ


 総医研ホールディングス <2385> [東証G] が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。25年6月期第3四半期累計(24年7月-25年3月)の連結経常損益は1億1500万円の赤字(前年同期は5億2900万円の赤字)に赤字幅が縮小した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の4億円の赤字→1億3300万円の赤字(前期は5億6500万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億0200万円の赤字→6500万円の黒字(前年同期は1億1600万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

 業績好調に伴い、従来無配としていた期末一括配当を5円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常損益は8300万円の黒字(前年同期は8000万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-10.5%→8.0%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 当社は、2025年2月12日公表の2025年6月期 第2四半期(中間期)決算短信において、各セグメント事業の業績動向を踏まえて、2025年6月期通期連結業績予想を据え置く判断をしておりました。連結売上高につきましては、健康補助食品事業において継続購入顧客をターゲットとした販売促進・広告宣伝への方針転換による新規顧客の減少の影響を受けた減収を主要因として予想を下回る見通しとなったものの、連結営業利益、連結経常利益及び親会社株主に帰属する連結当期純利益につきましては、生体評価システム事業における新たなバイオマーカーの研究開発や機能性素材開発事業におけるラクトフェリンの更なる活用に向けた研究開発等の来期以降の業績に寄与する必要な先行投資を行いつつも、上述の健康補助食品事業における販売促進・広告宣伝の費用対効果の向上や化粧品事業における販売促進費、広告宣伝費の適正化によるコスト削減、グループ会社間における人員配置の変更による生産性の向上などに取り組んだことにより、グループ全体の収益性改善によって、いずれも前回発表予想数値を上回る見通しとなりました。

 当社は、業績動向や将来の研究開発活動等に備えるための内部留保充実の必要性等を総合的に勘案して配当を行うことを基本方針としております。2025年6月期の配当予想につきましては、構造改革の事業年度として位置づけから無配としておりましたが、上記の通期連結業績予想の上方修正に加え、構造改革に目途を立てることができましたこと、並びに将来の研究開発投資に必要な内部留保の水準や株主様への還元等を総合的に勘案し、2025年6月期の配当予想を1株あたり5円に修正いたします。なお、本件は2025年9月開催予定の第31回定時株主総会の承認を経て正式に決定する予定です。


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