【↓】日経平均 大引け| 続落、米株安や円高で3万7000円台割れ (5月22日)
日経平均株価
始値 36,931.89
高値 37,100.45
安値 36,855.83
大引け 36,985.87(前日比 -313.11 、 -0.84% )
売買高 16億7379万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆0935億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、米株安と円高進行を嫌気する展開に
2.前日のNYダウは金利上昇を警戒、一時900ドル弱下落
3.為替は1ドル=143円台前半まで円が買われ逆風材料に
4.イスラエルとイランの対立激化で地政学リスクも重荷
5.下げ渋るも3万7000円台割れ、売買代金4兆円台は維持
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比816ドル安と続落した。財政悪化を巡る懸念や長期金利の上昇が嫌気され売りが優勢となった。
東京市場では、終始売り優勢の地合いで、日経平均株価は続落しフシ目の3万7000円台を終値で割り込んだ。
22日の東京市場は、前日の米株安を引き継いでリスク回避の展開を強いられた。米国株市場では、米長期金利の上昇を警戒する動きが強まり、NYダウは一時900ドル近く下げる場面があった。トランプ米大統領が掲げる大型減税政策を背景に米財政悪化懸念が金利高に反映されている。また、イスラエルとイランの対立先鋭化で地政学リスクも手控えムードを助長した。東京市場では外国為替市場で1ドル=143円台前半まで円高が進行したことも、輸出セクター中心にネガティブ材料となっている。日経平均は一時440円あまりの大幅安となる場面もあったが、その後は下げ渋った。値下がり銘柄数は1000を超えプライム市場全体の65%を占めた。売買代金も盛り上がりを欠いたが、フシ目の4兆円台はかろうじてキープした。
個別では、川崎重工業<7012>が利食われ、フジクラ<5803>も軟調。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>なども売りに押された。サンリオ<8136>も冴えない。トヨタ自動車<7203>が売り優勢だったほか、ファーストリテイリング<9983>も安い。京成電鉄<9009>が急落、日本光電<6849>は大幅安。インターメスティック<262A>も大きく下値を探る展開に。ミスミグループ本社<9962>が下落、アイシン<7259>も値を下げた。
半面、きょうも断トツの売買代金をこなした三菱重工業<7011>が堅調、IHI<7013>も買いが優勢だった。古河電気工業<5801>は大幅高となった。ソシオネクスト<6526>が上値を追い、ローム<6963>が大きく水準を切り上げた。アシックス<7936>が高く、中外製薬<4519>が上昇し、第一三共<4568>もしっかり。gumi<3903>、GMOインターネット<4784>がいずれもストップ高に買われたほか、セレス<3696>、マネックスグループ<8698>が物色人気。カーリット<4275>、デクセリアルズ<4980>の上げ足も目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519>、ソシオネクス <6526>、塩野義 <4507>、トレンド <4704>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約28円。うち15円は中外薬1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約186円。
東証33業種のうち上昇は6業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)海運業、(3)医薬品、(4)倉庫・運輸、(5)その他製品。一方、下落率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)ガラス・土石、(3)電気機器、(4)その他金融業、(5)鉄鋼。
■個別材料株
△フルッタ <2586> [東証G]
同社のアサイー使用商品が上島珈琲店やタリーズで限定販売へ。
△ミタチ産業 <3321> [東証S]
25年5月期配当予想を増額修正。
△プレイド <4165> [東証G]
ラインヤフーパートナープログラムに認定。
△エクサWiz <4259> [東証G]
医療機関向け歩行分析AIアプリを開発。
△エーアイ <4388> [東証G]
自社株買いを好感。
△キッズバイオ <4584> [東証G]
厚労省の助成対象事業者に採択。
△GMOインタ <4784> [東証P]
東証が信用規制を解除。
△古河電 <5801> [東証P]
中計進捗説明会資料を公表。
△コクヨ <7984> [東証P]
SMBC日興証券が目標株価3700円に引き上げ。
△三菱倉 <9301> [東証P]
タイでの物流施設開発進出を材料視。
▼日本光電 <6849> [東証P]
バリューアクトの保有割合が減少。
▼京成 <9009> [東証P]
26年3月期一転減益へ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)gumi <3903>、(2)GMOインタ <4784>、(3)古河電 <5801>、(4)セレス <3696>、(5)マネックスG <8698>、(6)ローム <6963>、(7)ギフティ <4449>、(8)Jディスプレ <6740>、(9)カーリット <4275>、(10)ソシオネクス <6526>。
値下がり率上位10傑は(1)京成 <9009>、(2)日本光電 <6849>、(3)インターメス <262A>、(4)ヤマタネ <9305>、(5)キオクシア <285A>、(6)ミスミG <9962>、(7)ドリームI <4310>、(8)オープンドア <3926>、(9)サンウェルズ <9229>、(10)アイシン <7259>。
【大引け】
日経平均は前日比313.11円(0.84%)安の3万6985.87円。TOPIXは前日比15.79(0.58%)安の2717.09。出来高は概算で16億7379万株。東証プライムの値上がり銘柄数は510、値下がり銘柄数は1067となった。東証グロース250指数は713.89ポイント(2.68ポイント安)。
[2025年5月22日]
株探ニュース
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