前日に「売られた株！」総ザライ　―本日への影響は？―

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■積水ハウス <1928> 　3,035円　(-210円、-6.5％)

　東証プライムの下落率2位。積水ハウス <1928> [東証Ｐ]が3日続急落。5日昼ごろに2-4月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比15.1％増の8940億4400万円、営業利益は同15.9％減の602億8700万円だった。大型物件の売却を積極的に進めた前期からの反動などが出た格好。通期で増収増益を見込んでいるだけに、第1四半期時点での減益が嫌気された。

■日本郵政 <6178> 　1,340.5円　(-67円、-4.8％)

　東証プライムの下落率6位。日本郵政 <6178> [東証Ｐ]が大幅反落。国内メディアが5日、日本郵政傘下の日本郵便に関し、国土交通省が自動車貨物運送の事業許可を取り消す方針を固めたと報じた。宅配便や郵便事業の収益に及ぼす悪影響を警戒した売りが膨らんだようだ。報道によると、日本郵便において運転手に対し業務前に酒気帯びの有無などを確認する法定点呼を一部郵便局で行われていなかったことが発覚。その後の国交省の調査で、記録の改ざんなどが多数確認されたという。

■ＫｅｅＰｅｒ <6036> 　3,830円　(-125円、-3.2％)

　ＫｅｅＰｅｒ技研 <6036> [東証Ｐ]が大幅安で4日続落。同社は4日の取引終了後、5月の月次速報を発表した。全社合計で売上高は前年同月比5.0％減の16億6576万円となり、嫌気されたようだ。キーパーラボ運営事業の売上高は直営全体で0.5％減、既存店ベースでは7.1％減となった。5月は週末ごとに降雨が続き、来店台数が減少した。キーパー製品等関連事業の売上高は11.1％減となった。

■スズキ <7269> 　1,663円　(-52円、-3.0％)

　スズキ <7269> [東証Ｐ]が大幅安で5日続落。日本経済新聞電子版が5日午後1時20分ごろ、「スズキが中国によるレアアース（希土類）の輸出規制を受けて、小型車『スイフト』の生産を停止していることが5日、分かった」と報じた。レアアースを使う部品の調達が滞っているためという。報道を受けて、同社株は後場に下げ幅を広げた。

■任天堂 <7974> 　11,850円　(-240円、-2.0％)

　任天堂 <7974> [東証Ｐ]が反落。同社の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」が5日に発売された。事前の抽選販売の状況などを踏まえ、販売が好調に推移するとの期待感が膨らんでいた。一方で、発売日前に同社株は先回り的な買いが入り水準を切り上げていた。いったん好材料出尽くしとの受け止めもあり、目先の利益を確定するための売りに押されたようだ。

※5日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース