【今週読まれた記事】視界不良の全体相場、グロースの隆盛は続くか


 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は5月31日から6月6日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 名実ともに6月相場入りした今週の日経平均株価は前週末比223円安の3万7741円で取引を終了。トランプ関税問題の新しいトピックが出る度に市場が振り回される展開はこれまでと同様です。「6月相場は売りも買いも方向性の見えにくい地合いとなりそうだ」とみるのは、<相場観特集>で見通しを伺ったブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏。7月に国内では参院選、海外では米国とEUとの間に50%関税の延長期限到来が控えており、様子見ムードが強まることを予想しています。また、「ひとまず小康状態にある米国からの資金逃避懸念、いわゆるトリプル安への警戒ムードが再燃すると、マーケット心理が改めて冷やされそうだ」と、米国発の悪材料に警戒する必要があると述べています。この記事は多くの方に読まれアクセスランキング上位入りとなりました。

 関税問題は市場にとって不透明材料ではありますが、同時に投資の機会を提供するものでもあります。日米関税交渉で日本側が提示できる交渉材料の候補を挙げ、なかでも「造船業への投資と技術支援」にチャンスがあると指摘するのは大人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 関税交渉切り札で急浮上が期待される造船株!」の北浜氏。また、関税の影響を真正面から受ける自動車株の底堅さをみて「株価が下がらないのは『希望の灯り』そのもの」と評価。同関連株は「上放れのきっかけを待っている」と予想しています。北浜氏の記事は今週もランキングトップ10入りとなりました。

 相場コラムでは今週から、市場価格を動かす本質的な要因“需要と供給”について、これまでにない解像度で解説した意欲的なコラム「需給の壺【若桑カズヲの株探ゼミナール】」がスタート。第1回は日本株の流れを決定付けているのが海外投資家であるという事実について、第2回では個人投資家の売買動向に表れている変化について解説。“需給”の基本構造とその変遷を追いながら未来への洞察を試みる本シリーズは月2回の配信予定です。お楽しみに。

  需給の壺―海外投資家が支配する日本株の需給構造―【若桑カズヲの株探ゼミナール】
  需給の壺―個人投資家が映す相場の熱量―【若桑カズヲの株探ゼミナール】

 そのほか相場コラムは以下のすべてが上位ランキング入りしています。どの記事もお見逃しなく。

  【杉村富生の短期相場観測】 ─「ヘビは足がなくても木に登る」という!
  次の押し目が買い場か、エヌビディア決算で見えたもの<大山季之の米国株マーケット・ビュー>
  【植木靖男の相場展望】 ─内需主役・ハイテク脇役の構図は変わるか?
  【和島英樹のマーケット・フォーキャスト】─買い安心感広がる半導体、宇宙関連には見直し買いも
  富田隆弥の【CHART CLUB】 6月は「高値圏もみ合い」か

  馬渕治好氏【日経平均3万7000円台の攻防、6月は買いか】 <相場観特集>


 今週のアクセスランキング首位に輝いたのは、その日の材料を総括し翌日の相場を展望する「明日の株式相場に向けて=テンバガー株の香り立つ『グロース市場』」。ここグロース市場の強さが際立っており、個人投資家の物色意欲の強さを物語っています。“トランプショック”からの戻り相場で、東証グロース250指数は日経平均に対し大きく優越。時価総額が小さい分、一度火がつけばその勢いは凄まじいものとなります。グロース市場は今週末に大幅反落しましたが、6月相場もグロース市場は上昇基調を続けるのでしょうか。記事ではグロース株の特徴や戦略、魅力について改めて解説し、多くの方に読まれました。

 「明日の株式相場に向けて」は毎日引け後の配信。多くの投資家は四六時中相場に張り付いている時間がありませんが、この記事を読むことで一日の全体像を掴み、翌日に備えることができます。今週配信した記事は以下の通りです。

  明日の株式相場に向けて=「ミスター」不在の日本とアニマルスピリット
  明日の株式相場に向けて=6月相場を左右する「任天堂」と「アイスペース」
  明日の株式相場に向けて=「三菱重が大株主」の銘柄に思惑
  来週の株式相場に向けて=再び「政治の季節」到来で日米合意を意識の展開か


 グロース銘柄は現時点の業績よりも期待先行で急騰するものも多く、それらの流れを把握するには“テーマ性”を押さえておく必要があります。株探では現在注目を集めているテーマや、これから市場拡大が確実視されている業界などを特集した記事を多く配信しています。「市場規模10倍へ、大阪万博で注目の『フードテック』関連は妙味満載 <株探トップ特集>」は、開催中の大阪万博で展示された「培養肉」をテーマに、業界の取り組みや先駆する企業をリポート。多くのアクセスを獲得し上位ランキング入りとなりました。投資テーマ関連では、そのほか以下の記事も人気となっています。

  大規模再開発で飛躍へ、堅実な成長企業の宝庫「名古屋」関連株に照準 <株探トップ特集>
  中小型株に再評価機運浮上、東証グロース改革と6月IPOの行方を探る <株探トップ特集>
  政府主導で普及へ前進、脱炭素を旗印に快走する「FC商用車」関連株 <株探トップ特集>
  新設と更新需要で敷設ラッシュ再び、光海底ケーブル関連の出番到来 <株探トップ特集>

  「親子上場」が3位、引き続き高い関心集める<注目テーマ>


 銘柄スクリーニング記事では、25年3月期に経常利益が“過去最高”を達成し、26年も“連続最高益”を見込んでいる銘柄をリストアップした「今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第3弾〕44社選出 <成長株特集>」が5位にランクイン。時価総額別に分けて配信した人気企画の第3弾で、先週配信した〔第2弾〕は2週連続、週半ばの木曜日に配信した〔第4弾〕もスピードランクインと、多数のアクセスを獲得しました。

  今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第2弾〕41社選出 <成長株特集>
  今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第3弾〕44社選出 <成長株特集>
  今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第4弾〕41社選出 <成長株特集>

 <割安株特集>では、買ったその月に配当基準日がある銘柄から高利回り銘柄を集めた「6月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」がトップ10入り。以下の記事も定番人気となっています。

  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 6月4日版
  10万円以下で買える、財務健全&低PBR 27社【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、財務健全&低PBR 30社【スタンダード】編 <割安株特集>


 引け後の材料を一覧でチェックできる【明日の好悪材料】【サプライズ決算】は、今週もすべての記事がランクイン。上手に使えば大きな時短となる株探の看板記事です。今週配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月30日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月2日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月3日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月4日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月5日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月02日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月03日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月05日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (06月06日)
  ※6月4日は「該当銘柄なし」

株探ニュース


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