株価指数先物【昼】 +2σ水準を捉え上へのバイアスが強まる可能性



 日経225先物は11時30分時点、前日比350円高の3万8460円(+0.91%)前後で推移。寄り付きは3万8280円と、シカゴ日経平均先物(3万8225円)を上回る形から、買い先行で始まった。開始直後につけた3万8230円を安値にロング優勢の流れとなり、中盤にかけて3万8480円まで買われる場面もみられた。

 米半導体株が買われた流れを引き継ぐ形から、アドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われ、日経平均型を牽引する形になっている。植田和男日銀総裁は参院財政金融委員会で答弁し、「基調的な物価上昇率はまだ2%に少し距離がある」「2%に近づく確度が高まれば、引き続き利上げ」などと発言。この発言後に円相場は1ドル=145円台と円安に振れたことが先物買いに向かわせたようである。

 日経225先物は3万8480円まで買われた後も3万8430円~3万8480円での高値保ち合いを継続。ボリンジャーバンドの+2σ(3万8470円)を捉えており、短期的には達成感が意識されそうである。ただし、週末に6月の先物・オプション特別清算指数算出日(メジャーSQ)を控え、+2σを明確に上抜けてくるようだと、ヘッジ対応の動きによって上へのバイアスが強まる可能性はありそうだ。ショートからのエントリーは控えておきたい。

 NT倍率は先物中心限月で13.72倍に上昇している。一時13.74倍まで切り上がり、+1σ(13.73倍)を捉えてきた。いったんは達成感を意識させるものの、NTロングに振れやすいだろう。

株探ニュース


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