スカラ、今期最終を59％上方修正、配当も0.5円増額

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　スカラ <4845> [東証Ｐ] が6月30日大引け後(15:30)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。25年6月期の連結最終損益を従来予想の3.4億円の黒字→5.4億円の黒字(前期は28.8億円の赤字)に58.8％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結最終損益も従来予想の0.1億円の赤字→1.8億円の黒字(前年同期は26.4億円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→16.5円(前期は37.5円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループは、前事業年度からの事業構造改革により、固定費の削減や不採算事業の縮小を進め、主力であるDX事業、EC事業、人材事業等の安定した収益基盤の確立強化に向けて取り組んでまいりました。　様々な積極的な施策を進めた結果、第２四半期で営業利益が黒字転換し、早期に安定した業績回復が期待できる状況となってまいりました。また、継続する事業構造改革の一環として、本日開示しました「（開示事項の経過）特定子会社の異動を伴う株式譲渡の完了及び個別決算における特別損失の計上に関するお知らせ」に記載のとおり、連結子会社である日本ペット少額短期保険株式会社の譲渡が完了いたしました。　これにより、同社を非継続事業へ分類することに伴い、前回予想から業績予想数値が変動するため、通期連結業績予想を修正いたしました。

　　当社は、株主各位に対する利益還元を重要な経営方針として位置付け、安定的に配当を実施していくことを基本方針としております。利益配分については、その総還元額を持続的な成長のための適正な内部留保の水準を鑑み、子会社等株式売却益等の特殊要因を除いた税引前利益の50％を目安としております。　この基本方針のもと、今回の業績予想の上方修正を踏まえ、期末配当予想につきまして、前回予想から１株当たり50銭増配となる８円50銭とさせていただく予定です。