今週の「妙味株」一本釣り! ─ 平河ヒューテ



●平河ヒューテ <5821>  【目標株価】2500円(11日終値1413円)

「割安な小型電線株で見直し余地大」

 平河ヒューテック <5821> [東証P]はデータセンター向けの需要拡大が期待されている電線 株のなかでも割安感が強く、小型株の選好地合いのなかで見直し余地は大きい。

 同社の祖業は電線の製造・販売で、車載関連やエネルギー産業、情報・通信、半導体製造装置向けのケーブルを供給。サーバーやストレージ、決済端末機器などのケーブル需要を捕捉しつつ、医療関連にも事業領域を拡大している。26年3月期は売上高が前期比13.6%増の350億円、最終利益が同13.5%増の23億円となる見通し。トップライン、ボトムラインともに2ケタの伸びを計画する。

 AIの普及を背景に、データセンター向けの機器・部材需要の拡大が期待されるなかにあって、同社の製品群も中期的な販売増が見込まれている。PBR(株価純資産倍率)は0.5倍台でPER(株価収益率)は9倍近辺。全体相場が急落した4月の安値1000円と6月の戻り高値1592円の値幅に対し、3分の1押しの水準となる価格帯において下値の堅さを示している。3月末時点の借入金を現預金が上回る実質無借金経営で自己資本比率は82%。資本効率性の向上に向けた新たなアクションに対する思惑も広がりやすい状況だ。

株探ニュース


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