本日注目すべき【好決算】銘柄 ココナラ、Ｇセキュリ、良品計画 (11日引け後 発表分)

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　7月11日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ココナラ <4176> [東証Ｇ]　　★今期最終を一転15％増益に上方修正・最高益更新へ
　◆25年8月期の連結最終利益を従来予想の1億3000万円→2億8000万円に2.2倍上方修正。従来の減益予想から一転して15.2％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。新規事業の立ち上げが想定を上回るペースで進捗していることが要因。事業立ち上げの先行投資が一段落し、来期以降回収フェーズに移行する。また、税金費用が減少することも最終利益を押し上げる。

　エストラスト <3280> [東証Ｓ]　　★3-5月期(1Q)経常は4.6倍増益で着地
　◆26年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比4.6倍の13億円に急拡大して着地。主力の不動産分譲事業で分譲マンション200戸(前年同期比116戸増)を引き渡し、2.7倍の大幅増収を達成した。
　　通期計画の19億円に対する進捗率は68.8％に達しており、業績上振れが期待される。

　Ｇセキュリ <4417> [東証Ｇ]　　★未定だった今期配当は実質57％増配
　◆従来未定としていた26年3月期の年間配当を32.73円(前期は41.71円)実施する方針とした。25年5月に実施した1→2の株式分割を考慮すると、実質56.9％増配となる。配当方針を変更し、累計配当を導入する。前期の配当性向が31％だったことを踏まえ、今期は35％に水準を引き上げる。

　ＡＲアドバン <5578> [東証Ｇ]　　★今期経常を22％上方修正・最高益予想を上乗せ
　◆25年8月期の連結経常利益を従来予想の5.8億円→7億円に21.7％上方修正。増益率が29.5％増→57.6％増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。即戦力となるコンサルタントやエンジニアの採用を計画より前倒しで実施したことやM&A効果によって、売上高が計画を上回ることが寄与。複数の国内有力企業からAI開発関連の大型案件を受注したことに加え、販管費の抑制も上振れの要因となる。

　識学 <7049> [東証Ｇ]　　★今期経常を2.4倍上方修正・最高益予想を上乗せ
　◆26年2月期の連結経常利益を従来予想の3億9400万円→9億5400万円に2.4倍上方修正。増益率が10.7％増→2.7倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。持ち分法適用関連会社である新生識学ファンドが保有する営業投資有価証券を売却し、売却益が発生することが利益を押し上げる。

　アイドマＨＤ <7373> [東証Ｇ]　　★9-5月期(3Q累計)経常が23％増益で着地、自社株買いも発表
　◆25年8月期第3四半期累計(24年9月-25年5月)の連結経常利益は前年同期比23.1％増の23.1億円に伸びて着地。中小企業を中心とした営業リソース不足の深刻化を背景に、営業支援、人材支援ともに過去最高の受注件数を記録した。AI活用によるコスト削減も大幅増益につながった。
　　併せて、発行済み株式数の1.65％にあたる25万株または10億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

　良品計画 <7453> [東証Ｐ]　　★今期経常を5％上方修正・最高益予想を上乗せ、株式分割も発表
　◆25年8月期第3四半期累計(24年9月-25年5月)の連結経常利益は前年同期比33.5％増の578億円に拡大して着地。国内事業では3月に実施した「無印良品週間」のセールなどが好調に推移し、既存店売上高の2ケタ増収が続いた。東アジア事業は中国大陸が収益を牽引。値下げ抑制や為替効果で収益性も改善した。
　　業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の640億円→670億円に4.7％上方修正。増益率が14.7％増→20.1％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
　　併せて、8月31日現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。

株探ニュース