本日注目すべき【好決算】銘柄 KOA、オービック、キヤノンMJ (23日引け後 発表分)



 7月23日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 KOA <6999> [東証P]  ★今期営業を2.7倍上方修正
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比2.2倍の5.0億円に急拡大して着地。併せて、通期の同利益を従来予想の6.3億円→17億円に2.7倍上方修正。従来の減益予想から一転して44.6%増益見通しとなった。
  第1四半期の業績が想定以上に好調だったことに加え、第2四半期も欧州市場を除く主要地域における自動車向け需要が堅調に推移することが要因。一方、米国関税の影響が不透明であることから下期の予想は据え置いた。

 オービック <4684> [東証P]  ★4-6月期(1Q)経常は18%増益で着地
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比18.0%増の272億円に伸びて着地。大手・中堅企業への新規顧客開拓が進み、付加価値の高い「OBIC7シリーズ」のシステム構築売上が堅調に推移したほか、クラウドソリューションを中心に運用支援・保守サービスが好調だった。

 MTG <7806> [東証G]  ★今期経常を3%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆25年9月期の連結経常利益を従来予想の93億円→96億円に3.2%上方修正。増益率が2.5倍→2.6倍に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の美容ブランド「ReFa」の販売が引き続き好調だったうえ、新ブランド「ReD」の立ち上がりも順調に推移していることを反映した。

 信越ポリ <7970> [東証P]  ★非開示だった今期経常は6%増で2期連続最高益、4円増配へ
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比16.4%増の39.8億円に伸びて着地。サーバーやデータセンター向け半導体の需要が増加する中、主力の半導体関連容器が出荷容器、工程容器ともに好調だった。
  併せて、非開示だった通期の同利益は前期比5.9%増の140億円と2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。 業績好調に伴い、従来未定としていた年間配当は前期比4円増の56円に増配する方針とした。

 キヤノンMJ <8060> [東証P]  ★今期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比3.9%増の280億円に伸びて着地。保守・運用サービス/アウトソーシングとITプロダクト・システム販売が順調に推移し、収益性の高いITソリューションの成長が継続した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の570億円→580億円に1.8%上方修正。増益率が4.8%増→6.6%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  同時に、発行済み株式数の0.28%にあたる30万株を上限に、ToSTNeT-3で自社株買いを実施すると発表。

株探ニュース


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