【今週読まれた記事】“関税合意&退陣”様子見ムード吹き飛ばすダブルパンチ炸裂


 株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は7月19日から25日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

 今週は日本市場が大きく動きました。日経平均株価の今週終値は前週末比1637円高の4万1456円と大きく上昇。一時は4万2000円台に乗せ、昨年7月の史上最高値更新まであと一歩まで迫りました。TOPIXは史上最高値を約1年ぶりに更新。連休明けの22日まで様子見ムードの強かった日本市場ですが、23日に突然、堰を切ったように買い優勢の展開となりました。

 理由は2つです。ひとつは、懸案の日米関税交渉で日本との相互関税が15%で合意したこと。もうひとつは石破首相が参院選大敗の責任を負って辞任すると報道されたこと。このダブルパンチによって、日本株は突如史上最高値圏まで買われることになりました。首相の辞任によって株価が上昇するというのは、その後の政局による混乱や政治の停滞を考えると非合理にも思えますが、これまで関税交渉・参院選によって押さえつけられてきた市場内で上昇圧力が高まり、一気に蓋が外れたことで爆発したと考えれば納得できます。関税合意と退陣報道が重なり日経平均が前日比1396円高に買われた23日、株探では「【緊急特集】日米関税合意・石破首相退陣報道で日本株急伸、市場が見込む政局シナリオ」を配信。次期首相の思惑や経済への影響などを深堀りし、大きな反響を呼びました。この記事はアクセスランキング14位と多くの方に読まれています。

 先週時点で、日本株はテクニカル的にも上昇しやすい環境にあったようです。「富田隆弥の【CHART CLUB】 チャートは『夏相場』の準備万端」の富田氏は、17日の執筆時点で「RCI(順位相関指数)の短期線が底打ち信号を灯しており、いつ反発(切り返し)してもおかしくない状況」と指摘。絶好の状況で買い材料が噴出し、今回の急騰となったことがわかります。この記事も多くの方に読まれランキング上位入りとなりました。

 そのほか、相場コラムは杉村富生氏、北浜流一郎氏の相場コラム2枚看板が両記事とも安定のトップ10入り。また、以下の全てが上位ランキング入りとなっています。どの記事もお見逃しなく。

  【杉村富生の短期相場観測】 ─外国人はなぜ、日本株を執拗に買うのか?
  【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 夢を描けるライジングストック株に乗る!
  【村瀬智一が斬る!深層マーケット】関税リスクの影響を受けにくい銘柄にシフト!
  AI需要は引き続き拡大、ではこれから何が儲かるのか<今中能夫の米国株ハイテク・ウォーズ>

  馬渕治好氏【参院選通過、自公過半数割れと米関税交渉の読み筋】 <相場観特集>


 人類の知能をAIが凌駕する技術的特異点「シンギュラリティ」が現実味を帯び始めています。研究者によって予想時期に差はあるものの、いずれシンギュラリティに到達するのは間違いないという点では一致しており、早い予想では数年以内という説も存在します。そのなか人類は現在、AIを具体的にどう活用するかという点が重要になってきています。参院選では若手AIエンジニアが党首を務める政党が議席を獲得するなど、政治の世界にもこの波は押し寄せています。「新章突入AI、シンギュラリティ接近で破竹の上昇旋風に舞う6銘柄 <株探トップ特集>」は、AIの社会実装という点で商機を捉える有望銘柄をピックアップ。見事アクセスランキング首位の座に輝きました。

 投資テーマ関連では、近年発火事故などの危険性がクローズアップされるようになったリチウム電池に代わる“次世代電池”として注目度が高い「全固体電池」の現在を追った「トヨタなど取り組みに本腰、次世代電池本命『全固体電池』に注目再び <株探トップ特集>」が8位にランクイン。そのほか以下の記事も上位入りしています。

  社会実装へカウントダウン!「空飛ぶクルマ」関連が上昇旋風に乗る <株探トップ特集>
  8月相場は楽観ムード後退? アノマリーが示すバリュー株の投資妙味 <株探トップ特集>

  「下水道」が8位にランクイン、国策支援でインフラ整備の思惑<注目テーマ>


 銘柄スクリーニング記事では、「配当利回り“3%超”の【連続増配】リスト〔第1弾〕 31社選出 <成長株特集>」が5位を獲得。安定した財務基盤と成長力を備え、長年にわたり増配を続けているインカムゲインとキャピタルゲインの両面で投資妙味のある銘柄にスポットライトを当てました。週半ばの木曜日に配信した「配当利回り“3%超”の【連続増配】リスト〔第2弾〕34社選出 <成長株特集>」もスピードランクインしています。明日27日の19時半に配信予定の〔第3弾〕も注目必至です。

 <成長株特集>では先週配信の「利益成長【青天井】銘柄リスト〔3-5月期〕 24社選出 <成長株特集>」も多くの方に読み返され2週連続の上位ランキング入り。<割安株特集>では高配当株ランキングの人気が高く「まだ間に合う、7月配当【高利回り】ベスト30 <割安株特集>」は11位とあと一歩でトップ10、以下の記事も上位入りとなりました。

  【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 7月23日版
  10万円以下で買える、今期最高益&低PER 24社【プライム】編 <割安株特集>
  10万円以下で買える、今期最高益&低PER 26社【スタンダード】編 <割安株特集>


 今週の株探プレミアムコラムは「個人投資家大調査-2025」のアンケート回答者へのインタビューを基にした「すご腕投資家さんに聞く『銘柄選び』の技」より、配当狙いの投資戦略で資産を着実に伸ばしてきた投資家さん達に注目したシリーズがスタート。初回は火花が散るような局面を好む“勝負師”のスタイルから、高配当・株主優待重視の安定スタイルに切り替えて億り人に昇格した“ヒョーンKさん(ハンドルネーム)”が登場します。「孫正義ラブ、でもソフトバンクGはスルーで、FIRE達成」では、ヒョーンKさんの銘柄選びのポイントとともに、有望銘柄の発掘力を磨くために取り組んでいるルーティンについて紹介していきます。

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 引け後の材料を一覧でチェックできる【明日の好悪材料】【サプライズ決算】は、今週もすべての記事がランクイン。上手に使えば大きな時短となる株探の看板記事です。今週配信した記事は以下の通りです。

  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月18日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月22日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月23日発表分)
  【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (7月24日発表分)

  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月22日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月23日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月24日)
  ★本日の【サプライズ決算】速報 (07月25日)

株探ニュース


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