本日注目すべき【好決算】銘柄 ユーグレナ、伊勢化、イーグル工 (25日引け後 発表分)



 7月25日の引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 ユーグレナ <2931> [東証P]  ★今期営業を2倍上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆25年12月期の連結営業利益を従来予想の12億円→24億円に2.0倍上方修正。増益率が4.0倍→8.0倍に拡大し、従来の8期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。子会社のキューサイやサティス製薬における売上高が計画を上回ることが寄与。広告宣伝投資効率の改善に加え、原価低減や販売費削減の進展も利益を押し上げる。

 伊勢化 <4107> [東証S]  ★上期経常が43%増益で着地
 ◆25年12月期上期(1-6月)の連結経常利益は前年同期比43.0%増の47.2億円に拡大して着地。ヨウ素製品の販売数量が増加したうえ、ヨウ素の国際市況が引き続き堅調に推移し、大幅増収増益を達成した。

 TOYOイノ <6210> [東証S]  ★4-6月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1億円の黒字(前年同期は1.8億円の赤字)に浮上して着地。米国の生活用品関連や中国の医療機器関連向け射出成形機、中国やアジアの自動車関連向けダイカストマシンが伸びた。海外売上高の増加に加え、原価低減や持ち分法投資損益の好転も黒字浮上につながった。
  上期計画は従来予想の2.5億円の赤字を据え置いた。

 イーグル工 <6486> [東証P]  ★今期経常を11%上方修正、配当も10円増額
 ◆26年3月期の連結経常利益を従来予想の131億円→145億円に10.7%上方修正。増益率が8.9%増→20.6%増に拡大する見通しとなった。自動車・建設機械業界向け事業と舶用業界向け事業の業績が想定を上回ることが上振れの要因となる。
  併せて、年間配当を従来計画の100円→110円(前期は100円)に増額修正した。配当利回りは5.54%に上昇。

 GMO-FH <7177> [東証S]  ★非開示だった上期経常は2倍増益へ
 ◆25年12月期上期(1-6月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比2.0倍の90.5億円に拡大する見通しと発表。CFD収益やタイでの信用取引サービスの終了で金融収益が減少したものの、店頭FXが好調だったことに加え、前年同期にタイの証券事業等に係る貸倒引当金繰入額45億円を販管費に計上した反動も大幅増益の要因となった。

 ジェコス <9991> [東証P]  ★4-6月期(1Q)経常は38%増益で着地
 ◆26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比37.9%増の18.9億円に拡大して着地。首都圏の大型再開発案件を中心に需要が堅調に推移する中、重仮設事業で手持ち工事が順調に進捗したことが寄与。コスト低減効果などで建設機械事業の採算が改善したことも大幅増益に貢献した。

株探ニュース


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