淀川鋼、上期経常を12%上方修正、通期も増額、配当も実質11%増額


 淀川製鋼所 <5451> [東証P] が8月6日大引け後(16:00)に決算を発表。26年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比0.1%増の51.2億円となった。
 併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の74億円→83億円(前年同期は91.7億円)に12.2%上方修正し、減益率が19.3%減→9.5%減に縮小する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の161億円→170億円(前期は215億円)に5.6%上方修正し、減益率が25.3%減→21.1%減に縮小する見通しとなった。

 同時に、今期の年間配当を従来計画の54円→60円(前期は1→5の株式分割前で351円)に修正し、25年6月に実施した1→5の株式分割を考慮すると、実質11.1%増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の7.7%→8.0%とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  第2四半期累計期間連結業績につきましては、米国関税政策による需給バランスへの影響が想定よりも遅くなっていることや各種原材料コストが想定をやや下回る見込みとなったことなどから、営業利益は前回予想を上回る見込みです。一方、通期連結業績予想につきましては、米国関税政策による影響が徐々に現れ始めていることや一部の原材料コストに上昇の動きが見られることなどから第2四半期累計期間連結業績に比べて、営業利益の上昇幅は小さくなる見込みです。 尚、業績予想の定性的な情報は、本日(2025年 8月 6日)公表の「2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)」 3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご参照ください。


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