話題株ピックアップ【夕刊】(3):武蔵野、エーアイ、サイステップ
■武蔵野興業 <9635> 2,500円 +217 円 (+9.5%) 一時ストップ高 本日終値
武蔵野興業<9635>は一時ストップ高に買われ、18年2月以来約7年8カ月ぶりの高値をつける場面があった。28日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、最終利益を3000万円から3億4000万円(前期比5.3倍)へ上方修正したことが好感された。保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、投資有価証券売却益3億7600万円を特別利益として計上することなどが要因という。なお、売上高は13億1000万円から12億5500万円(同8.0%減)へ、営業利益は2200万円から1200万円(同82.6%減)へ下方修正した。運営する映画館「シネマカリテ」を来年1月12日に閉館する影響を織り込んだ。
■エーアイ <4388> 558円 +35 円 (+6.7%) 本日終値
エーアイ<4388>が4日ぶりに反発。同社は28日の取引終了後、MIXI<2121>が7月25日に発売した会話できるAIロボット「Romi」に、エーアイの声認証システムが採用されたと発表しており、手掛かりとなった。声の特微量をAIが判定し個人を識別するエーアイの「vGate Authentication」が、登録したユーザーの声を認識するRomiの「ファミリー登録機能」において、前モデルに続いて採用されることとなった。
■サイバーステップ <3810> 410円 +23 円 (+5.9%) 本日終値
サイバーステップ<3810>が後場上げ幅を拡大。午後1時ごろ、商品企画・卸売事業とブロックチェーンサービス開発事業に特化した子会社2社を設立すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入ったようだ。商品企画・卸売事業を行う「ミライヲツナグ」は、グループで取り扱う景品及び各種玩具、キャラクター商品の企画、製造、販売並びに輸出入などの周辺業務を行う予定。一方、ブロックチェーンサービス開発事業を行う「テノーラ」は、暗号資産による決済、現物資産のデジタル証明の発行、ゲームやデジタル商品の販売に加えて、暗号資産の保有・運用を推進する。両社とも9月中の設立を目指しているが、現時点では26年5月期業績への影響は軽微と見込む。
■ボルテージ <3639> 294円 +12 円 (+4.3%) 本日終値
ボルテージ<3639>が後場強含みの展開。同社はきょう、ニンテンドースイッチ用ソフト「レッドベルの慟哭」の中国語繁体字版を発売すると発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。同ソフトは、25年6月に発売したコンシューマー向け新ブランド「AmuLit」の最新作。繁体字版の発売は2026年上半期を予定している。
■エイチーム <3662> 1,253円 +46 円 (+3.8%) 本日終値
エイチームホールディングス<3662>は3日ぶりに反発。同社は28日、東証プライム市場の上場維持基準について、7月31日時点で全て適合していることを確認したと発表しており、指数連動型ファンドの資金の流入が続くとの見方による買いを引き寄せた。2024年7月31日時点では流通株式時価総額が81億円で、プライム市場の上場維持基準である100億円に届いていなかった。今年7月31日時点では139億円となり、全ての上場維持基準を達成できた。
■信和 <3447> 888円 +26 円 (+3.0%) 本日終値
信和<3447>が続伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後1時ごろ、土木建築請負・設計施工などを手掛けている海津建設(名古屋市西区)の株式を取得し、子会社化すると発表。これによるシナジーなどが期待されているようだ。株式譲渡実行日は10月1日を予定。グループの主力事業である仮設足場の製造・販売・施工に、海津建設が持つ型枠・土木工事のノウハウが加わることで、より一体的で広範なサービス提供が可能になるとしている。
■ダブル・スコープ <6619> 255円 +7 円 (+2.8%) 本日終値
ダブル・スコープ<6619>は3日ぶり反発。28日取引終了後、子会社が韓国の鉄鋼大手ポスコホールディングス傘下のポスコアルゼンチンとの間で、BPED Substack(イオン交換膜スタックモジュール)の供給に関して長期供給契約を締結したと発表。これが材料視された。2025~27年の3年間の契約で、総額は約3800万ドル(約56億円相当)。今期の業績には織り込み済み。今後、工事進行基準で業績に反映されることになるという。
■Fインタ <7050> 2,340円 +64 円 (+2.8%) 本日終値
フロンティアインターナショナル<7050>が3日続伸。28日の取引終了後、ファッション業界を中心にイベント演出・空間プロデュースを手掛けるNPU(東京都港区)の株式の50.2%を9月5日付で取得し子会社化すると発表しており、好感された。NPUはトップブランドのイベント演出・空間プロデュースを多く手掛けていることから、Fインタが持つプロジェクトマネジメント能力及び多角的なソリューションと、NPUが持つラグジュアリー領域における圧倒的なクリエイティビティとブランド理解力が融合することで、あらゆるクライアントのブランディングからコミュニケーション領域のプランニングと実行までをワンストップで実現できるようになるという。取得価額は5億1200万円。なお、26年4月期業績への影響は軽微としている。
■サイエンスアーツ <4412> 1,475円 +34 円 (+2.4%) 本日終値
サイエンスアーツ<4412>がしっかり。この日、9月5~6日に実施される内閣府主催「令和7年度大規模地震時医療活動訓練」における青森県での「DMAT訓練」において、同社のライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」を用いた実証試験が行われると発表しており、好材料視された。同実証では、大規模災害によって固定回線や携帯電話網が断絶したことを前提に行われるもので、日本海溝・千島海溝周辺型地震の発生を想定し、北海道・青森県・岩手県・宮城県の広域に甚大な被害が及ぶ中での医療活動を検証。青森県でのDMAT訓練では、県庁内に設置されるDMAT調整本部と、弘前大学医学部附属病院、八戸地区(病院外)、青森県立中央病院をスターリンクで接続し、災害現場と本部間の情報収集・共有を担うツールとしてBuddycomが選定された。
■新都ホールディングス <2776> 171円 +3 円 (+1.8%) 本日終値
新都ホールディングス<2776>が動意。株価は低位で流動性に富むことから短期筋の物色ターゲットとなりやすい。金属やプラスチックなどの再資源化のほか不動産開発など多角的に事業展開を図っており、26年1月期は営業利益が前期比6.9倍となる2億9000万円を見込む。28日取引終了後、大阪地域で複数のデータセンター設計・施工実績を有する大鵬とAIデータセンター事業で戦略的提携を行うことを決議したことを発表、これを材料視する買いを呼び込む格好となった。
●ストップ高銘柄
Defコン <4833> 226円 +50 円 (+28.4%) ストップ高 本日終値
AppBank <6177> 362円 +80 円 (+28.4%) ストップ高 本日終値
ウィルソンW <9610> 239円 +50 円 (+26.5%) ストップ高 本日終値
堀田丸正 <8105> 670円 +100 円 (+17.5%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
TORICO <7138> 368円 -80 円 (-17.9%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
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