【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、半導体関連が買われ連日最高値 (9月12日)



日経平均株価
始値  44803.30
高値  44888.02
安値  44548.57
大引け 44768.12(前日比 +395.62 、 +0.89% )

売買高  21億4014万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆5433億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は395円高と3日続伸、連日での最高値更新
 2.米利下げ期待を背景にNYダウやナスダック指数が最高値
 3.AI関連の物色人気が続き半導体関連株などが買われる
 4.SBGやアドテスト、キオクシアが高くレーザーテクも堅調
 5.ディスコが安く、古河電やダイキン、イビデンが値を下げた

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは前日比617ドル高と大幅に反発した。11日に発表された物価・雇用指標を受けFRBが利下げに動くとの見方が強まり買いが優勢となった。

 東京市場では、日経平均株価は大幅に3日続伸し連日の最高値更新。米株式市場の上昇が追い風となり、半導体関連などハイテク株を中心に買いが流入した。

 前日の米株式市場は、NYダウが大幅反発し最高値を更新した。米8月消費者物価指数(CPI)の上昇率は市場予想と一致し米利下げに対する期待が強まった。ナスダック指数も最高値を更新した。これを受けた東京市場で、日経平均は買い先行でスタート。AI関連株物色の流れに乗り半導体株などが買われ、一時上昇幅は500円を超えた。ただ、高値警戒感も強まるなか、午前10時頃には上昇幅は170円台に縮むなど、買い一巡後に伸び悩む場面があった。しかし、後場に入り再び値を上げた。明日からの3連休を控えやや様子見姿勢も強まったが、結局3日連続で最高値を更新し取引を終えた。TOPIXも最高値となった。なお、日経平均先物9月物の特別清算指数(SQ)値は4万5016円28銭だったとみられている。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やアドバンテスト<6857>が連日人気で最高値に買われたほか、東京エレクトロン<8035>やキオクシアホールディングス<285A>、レーザーテック<6920>が上昇。フジクラ<5803>やJX金属<5016>が高く、三菱重工業<7011>や任天堂<7974>がしっかり。ANYCOLOR<5032>が急伸し、楽天グループ<4755>も値を上げた。

 半面、ディスコ<6146>が安く、古河電気工業<5801>やダイキン工業<6367>、イビデン<4062>が軟調。東京海上ホールディングス<8766>や日本郵船<9101>、三井金属<5706>が値を下げた。コナミグループ<9766>やアサヒグループホールディングス<2502>も下落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、ファストリ <9983>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約296円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367>、TDK <6762>、スクリン <7735>、ディスコ <6146>、アサヒ <2502>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約28円。

 東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)電気機器、(3)ゴム製品、(4)サービス業、(5)不動産業。一方、下落率の上位5業種は(1)食料品、(2)鉱業、(3)電気・ガス、(4)海運業、(5)陸運業。

■個別材料株

△アールプラン <2983> [東証G]
 今期経常を18%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。
△GAテクノ <3491> [東証G]
 11-7月期(3Q累計)最終は3.2倍増益、初配当8円を実施へ.
△ヘリオス <4593> [東証G]
 日本血液学会学術集会で研究成果を発表。
△富士石油 <5017> [東証P]
 出光興産 <5019> がTOBを実施。
△JEH <5889> [東証S]
 7月中間期最終利益4%増で過去最高に。
△アンリツ <6754>
 データセンター案件で注目度上昇し踏み上げ相場の様相に。
△のむら産業 <7131> [東証S]
 今期経常を37%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も27円増額。
△3DM <7777> [東証G]
 5-7月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
△イントループ <9556> [東証G]
 26年7月期の営業利益は42%増を見込む。
△アインHD <9627> [東証P]
 通期予想は想定以上の大幅上方修正に。

▼DG <350A> [東証G]
 26年7月期営業減益へ。
▼マクビープラ <7095> [東証P]
 5~7月期減益で失望売り。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)エニグモ <3665>、(2)富士石油 <5017>、(3)マンダム <4917>、(4)アンリツ <6754>、(5)アインHD <9627>、(6)キオクシア <285A>、(7)エニーカラー <5032>、(8)コクサイエレ <6525>、(9)大阪チタ <5726>、(10)WSCOPE <6619>。
 値下がり率上位10傑は(1)マクビープラ <7095>、(2)デジタルHD <2389>、(3)WOWOW <4839>、(4)ネオジャパン <3921>、(5)セルソース <4880>、(6)アイモバイル <6535>、(7)三井金 <5706>、(8)トーホー <8142>、(9)GMOインタ <4784>、(10)Appier <4180>。

【大引け】

 日経平均は前日比395.62円(0.89%)高の4万4768.12円。TOPIXは前日比12.73(0.40%)高の3160.49。出来高は概算で21億4014万株。東証プライムの値上がり銘柄数は778、値下がり銘柄数は753となった。東証グロース250指数は761.79ポイント(1.69ポイント安)。

[2025年9月12日]


株探ニュース


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