チヨダ、今期経常を一転24%減益に下方修正


 チヨダ <8185> [東証P] が10月10日大引け後(15:30)に決算を発表。26年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比18.3%減の14.9億円に減り、従来の25.8%増益予想から一転して減益で着地。
 併せて、通期の同利益を従来予想の38億円→19.5億円(前期は25.6億円)に48.7%下方修正し、一転して24.0%減益見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益は前年同期比38.1%減の4.5億円に落ち込む計算になる。

 直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比74.7%減の0.3億円に大きく落ち込み、売上営業損益率は前年同期の0.3%→-0.3%に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (連結業績予想)上半期は、プライベートブランド「スパットシューズ」の成長を戦略的に推進し、その認知拡大に向けて販促活動を強化しました。その結果、「スパットシューズ」は前年に対して170%以上の売上を達成し、伸長しましたが、一方で、それ以外の商品の売上が計画に対して約90%になり、想定以上に低迷しました。また、ナショナルブランドの構成比やカテゴリーの見直しを行いましたが、売上高は想定に至りませんでした。これらの要因により、売上高は計画を2,170百万円下回る結果となりました。販管費については計画より抑制しましたが、売上総利益額の減少を補うには至らず、営業利益は計画に対して821百万円の減少となりました。下半期は、販促施策の見直しによる集客の改善や紳士靴卸販売を行うオークニジャパンの事業譲受による売上の増加、販売費を中心とした経費の見直しにより販管費の削減は見込まれるものの、戦略の修正による客数の回復は遅れることが想定されるため、売上高は当初計画を1,980百万円下回る見通しです。また、在庫の積み上がりによる処分、および、販促施策を推進することから、売上総利益率の低下により売上総利益額が約300百万円減少することが見込まれ、結果として営業利益は当初計画に対して1,079百万円下回ることが想定されます。以上の結果、営業利益、経常利益、当期純利益が、2025年4月11日発表の予想を下回る見通しとなりましたので、通期の業績予想を修正いたします。(注)上記の業績予想は、本資料の発表時点において収集可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。


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