今週の【早わかり株式市況】7週続伸、高市新総裁を好感してリスクオン加速



■今週の相場ポイント
 1.日経平均は7週続伸、一時4万8600円近辺に
 2.高市・自民党新総裁誕生、週明け相場急騰
 3.1ドル150円台突破、輸出セクターに追い風
 4.エヌビディアなど米ハイテク株も強い動き
 5.週末金曜は上昇一服、自公連立解消に警戒感

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比2319円(5.1%)高の4万8088円と、7週連続で上昇した。

 今週はリスクオンの地合いが加速した。自民党総裁選を受けた政策期待の高まりを背景に、米ハイテク株高の追い風も相まって全体相場は強い動きに。日経平均は7週続伸となり、これは2023年(10週続伸)以来約2年ぶりのことになる。

 週明け6日(月)の日経平均は急騰。2000円を超える大幅な上昇となった。4日に行われた自民党総裁選で高市早苗氏が新総裁に選出され、これを好感する形で幅広い銘柄に物色の矛先が向かった。高市氏は財政拡張的な経済政策を目指すとの見方が強く、緩和的な金融政策を支持する姿勢にあることから円安も加速し、1ドル=150円台を突破するなど輸出セクターを中心に追い風となった。半導体関連などのハイテク株や機械株などが買いを集めたほか、内需の不動産株にも強い動きが目立った。7日(火)は小幅高。前日の反動で目先スピード調整の動きに。下げに転じる場面もあったが、引け際の大口買いによってかろうじてプラス圏で着地した。8日(水)は下落。利益確定の動きが表面化した。全体相場を牽引してきた半導体関連株が売られた。9日(木)は大幅反発。前日の米国株市場では、米実業家イーロン・マスク氏のAI企業に出資すると報じられたエヌビディア<NVDA>を中心にハイテク株に買いが集まり、東京市場にもこの流れが波及した。日経平均は4万8600円近辺まで上値を伸ばし、史上最高値を更新した。10日(金)は反落。さすがに上昇一服となった。3連休前の手じまい売りも出たもよう。加えて、自公連立を巡る動向への警戒感も手控えにつながった。その後、この日の取引終了前後に公明党が自民党との連立を解消する方針を固めたことが伝わった。

■来週のポイント
 来週は公明党の連立離脱を機に政局が相場の中心となりそうだ。今週は「高市トレード」で急騰しただけに、「高市総理」の誕生となるか否かは日本株市場の動向に大きくかかわる。3連休明けにギャップスタートとなる可能性もあるため注意が必要だ。

 重要イベントとしては、国内では16日朝に発表される8月機械受注が注目される。海外では13日に発表される中国9月貿易収支、14日に行われるパウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長講演、15日に発表される中国9月の消費者物価指数と生産者物価指数、米国9月消費者物価指数、16日に発表される米国9月の小売売上高と生産者物価指数、17日に発表される米国9月の住宅着工件数と鉱工業生産に注視が必要だろう。

■日々の動き(10月6日~10月10日)

【↑】  10月 6日(月)―― 急騰、高市氏勝利を好感し一時4万8000円台
 日経平均 47944.76( +2175.26)  売買高30億3059万株 売買代金 7兆8899億円

【↑】  10月 7日(火)―― 4日続伸、米ハイテク株高好感も終盤伸び悩む
 日経平均 47950.88( +6.12)  売買高25億852万株 売買代金 6兆6084億円

【↓】  10月 8日(水)―― 5日ぶり反落、朝高も利益確定売りに押される
 日経平均 47734.99( -215.89)  売買高22億1874万株 売買代金 5兆8674億円

【↑】  10月 9日(木)―― 急反発、値がさハイテク株が買われ最高値更新
 日経平均 48580.44( +845.45)  売買高24億4978万株 売買代金 6兆2829億円

【↓】  10月10日(金)―― 反落、自公連立協議を警戒し利益確定売りが優勢
 日経平均 48088.80( -491.64)  売買高24億9730万株 売買代金 6兆3382億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、21業種が値上がり
 (2)データセンター電線需要の想起でフジクラ <5803> など非鉄が値上がり率トップ
 (3)荏原 <6361> など機械、安川電 <6506> など電機、マツダ <7261> など自動車といった輸出株が高い
 (4)内需株はSBG <9984> など情報通信、三井不 <8801> など不動産、ファストリ <9983> など小売が買われた
 (5)金融株はSOMPO <8630> など保険、SBI <8473> など証券が値上がりしたが三菱UFJ <8306> など銀行は下落
 (6)値下がり率トップは日本紙 <3863> などパルプ・紙

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
 1(5) 防衛
 2(1) 人工知能
 3(2) 半導体 ── 米AMDの急騰劇が日本株市場でも追い風に
 4(9) 核融合発電 ── 自民党「高市新総裁」誕生で再人気化
 5(14) サイバーセキュリティ
 ※カッコは前週の順位

株探ニュース


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