ワコールHD、上期最終を17%下方修正


 ワコールホールディングス <3591> [東証P] が10月30日大引け後(16:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。26年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益を従来予想の144億円→120億円(前年同期は87.7億円)に17.1%下方修正し、増益率が64.9%増→36.8%増に縮小する見通しとなった。
 なお、通期の最終利益は従来予想の148億円(前期は69.8億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上収益は、主要国におけるレディスインナーウェア等の販売が伸び悩んでいることから計画を下回る見込みです。主要子会社別には、(株)ワコールは高価格帯の商品群は計画を上回って推移しましたが、主力ブランドである「WACOAL(ワコール)」、「Wing(ウイング)」は夏のキャンペーンが計画未達となったほか、大谷翔平選手をプロモーションに起用した「CW-X(シーダブリュー・エックス)」は前年から大きく伸長したものの、計画に対しては未達に終わりました。ワコールインターナショナル(米国)は米国内の小売環境が厳しさを増す中、得意先の仕入抑制の影響も受け、計画を下回りました。中国ワコールはブランド価値訴求施策の一部で効果が出たものの、市況悪化による売上収益の減少を補えず、計画に届きませんでした。ワコールヨーロッパは既に開示※1しております通り、2025年6月21日に発生した子会社での物流倉庫における小規模火災の影響を受け、約2ヶ月に亘ってEC販売が出荷停止となりました。9月1日の出荷再開後は前年を上回って推移していますが、停止期間における売上収益の落ち込みが響きました。 事業利益は、各子会社が経費削減に努めたほか、一部商品の希望小売価格の改定を行いましたが、売上収益の減少による事業利益の落ち込みを補うまでには至らない見込みです。 営業利益は、上記火災による商品や什器などの損害及び損害の一部に対する保険金の入金を見込んでいます。 なお、2026年3月期の通期連結業績予想につきましては現在精査中であり、第2四半期(中間期)決算発表時(2025年11月12日予定)に公表を予定しております。※1 「英国子会社の物流倉庫における小規模火災発生に関するお知らせ」https://www.wacoalholdings.jp/news/pdf.html?dn=20250627503162


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