富田隆弥の【CHART CLUB】 1月中旬の調整は好機に



「1月中旬の調整は好機に」

◆新春の株式市場は、世界同時株高で華々しく幕を開けた。米国市場では、NYダウが6日まで3日続伸し、7日には4万9600ドル台へと最高値を伸ばした。さらに、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も6日に7665ポイントの過去最高値を記録した。欧州市場でも上昇が目立ち、英FT100指数は初めて1万ポイントの大台に到達し、独DAX指数も史上初の2万5000ポイント突破を果たした。アジアでは、中国の上海総合指数が約10年半ぶりに4000ポイントの大台を回復している。

◆そして、日経平均株価も大発会の5日は1493円高と急騰。翌6日は685円高の5万2518円と大幅続伸し、終値ベースの最高値を更新した。「1年の計は元旦にあり」、「最初良ければすべてよし」との格言もあり、市場関係者は2026年相場の先行きに期待を膨らませた。

◆ただし、近年大きく上昇した2023年、2024年、2025年の大発会は、いずれも前年末比マイナスでスタートしている。大発会での上昇は2022年以来となるが、同年の日経平均株価は年間で2700円ほど下落し、年足は陰線を引いた。「辰巳天井、午尻下がり」の相場格言もある。加えて、コロナ危機から始まった過剰流動性相場も6年目になる。強硬路線を走るトランプ米政権への懸念や地政学リスクの高まりもあり、今年はチャートの陰転シグナルに注意して相場に臨むことになりそうだ。

◆とはいえ、サナエノミクスやAI(人工知能)・ 半導体、フィジカルAI(ロボット関連)などに対する市場の期待は根強く、日本株に資金が流入しやすい地合いも続いている。年初に買いが集中したことで、目先のスピード調整はセオリー通りでもある。25日移動平均線(8日時点5万0468円)や75日線(同4万9170円)など、下に控えるサポートラインを維持しているうちは押し目買いの展開が続こう。「節分高」に向けて、1月中旬の押し目は好機になると思われる。

(1月8日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース


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