富田隆弥の【CHART CLUB】 欲しかったスピード調整



「欲しかったスピード調整」

◆2月18日に第2次高市内閣が発足した。高市早苗首相は官民協調による大胆な投資を促すと語り、マーケットは政府が掲げる「17の戦略分野」などに注目する。発表が一巡した企業決算では増益や上方修正が目立ち、海外投資家の買いを誘う環境も整いつつあり、日本株の先高期待は根強い。

◆日経平均株価は2月12日に史上最高値の5万8015円をつけた後、足もとは調整含みで推移している。年初からの大相場に市場は沸き立ち、テクニカル指標は過熱信号を多く灯していた。「節分・選挙天井」を経ての調整入りは想定の範囲内であり、欲しかったスピード調整ともいえる。

◆スピード調整の節目としては、25日移動平均線(2月19日時点で5万4701円)を下値メドとして挙げておく。日足チャートでは1月14日高値の5万4487円や、2月9日に空けた「窓」を埋める動き(6日高値の5万4253円)も意識されるが、25日線を維持するならば上昇基調を継続し、「6万円」を指向する流れは変わらないとみる。

◆一つ注意点として、信用取引と裁定取引の「買い残高」がともに高水準にあることは押さえておきたい。信用買い残(13日申し込み時点)は2週連続で減少したものの、5兆2853億円と依然として20年ぶりの高水準にある。裁定買い残(同、期近・期先合計)も3兆3397億円と約8年1カ月ぶりの水準に増加している。日経平均株価が25日線を維持している限り、これらは大きな問題とはならないだろう。しかし、25日線を割り込むと、「解消売り」を誘って調整を深めるリスクがある点には留意しておきたい。

(2月19日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース


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