話題株ピックアップ【夕刊】(1):ノート、マネフォ、イビデン
■ソラスト <6197> 1,104円 +150 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ソラスト<6197>がストップ高。同社は24日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)の一環として、同社社長が代表となるMP-2605(東京都港区)が非公開化を目的としてTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株1119円で、ソラストの株価はこれにサヤ寄せの動きをみせた。買付予定数の下限は2853万600株(所有割合31.46%)で、上限は設定しない。買付期間は3月25日から5月11日まで。TOBが成立した場合、所定の手続きを経てソラストは上場廃止となる見通し。東京証券取引所は3月24日付でソラストを監理銘柄(確認中)に指定した。
■note <5243> 2,485円 +258 円 (+11.6%) 本日終値
note<5243>が大幅続伸。24日の取引終了後にKADOKAWA<9468>を割当先として、払込期日を4月9日とする100万株(1株2212円)の第三者割当増資を実施し資本・業務提携すると発表しており、これを好感した買いが入った。noteの有するトラフィックやSaaS基盤、UGC(ユーザー作成コンテンツ)エコシステムと、カドカワが有する強力なIPや編集・メディア力を掛け合わせることによるシナジーを期待しており、IP創出・開発領域や出版DX領域、AIデータ流通領域、ファンコミュニティー領域などで連携を進める。調達資金21億9600万円は将来的なM&A及び資本・業務提携のための投資や今回の資本・業務提携に伴うシステム開発や人材投資、財務体質の健全化のための既存借入金の返済などに充てる予定だ。
■マネーフォワード <3994> 3,642円 +299 円 (+8.9%) 本日終値
マネーフォワード<3994>が底堅い。前日の米株式市場ではAIによる業務代替懸念の再燃を受けソフトウェア関連株が軒並み安となった。25日の東京市場においてSaaS関連株の重荷となり、マネフォは安く始まったものの、下値を探る姿勢は限られて切り返した。同社を巡っては24日取引終了後に、米投資会社のバリューアクト・キャピタルによる買い増しも判明しており、思惑視した買いが株価を下支えしたようだ。同日に提出された変更報告書によると、バリューアクトの保有割合は9.53%から14.39%に上昇した。報告義務発生日は16日。保有目的は「純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としている。
■イビデン <4062> 8,478円 +643 円 (+8.2%) 本日終値
イビデン<4062>が大幅に続伸。24日の取引終了後に、トヨタ不動産(名古屋市中村区)が実施した豊田自動織機<6201>へのTOBに応募したのに伴い、26年3月期第4四半期に投資有価証券売却益491億4400万円を特別利益として計上すると発表しており、これを好感した買いが入った。なお、通期業績予想については他の要因も含めて精査中としている。
■ソフトバンクグループ <9984> 3,809円 +279 円 (+7.9%) 本日終値
ソフトバンクグループ<9984>が大幅続伸。米国株市場でAI関連株はひと頃の勢いがなく跛行色の強い展開となっている。AIインフラへの過剰投資懸念がくすぶるなか、前週末20日に同社は米オハイオ州で5000億ドル規模のAIデータセンターへの投資計画を発表したが、全体地合い悪もあって反応は限定的だった。ただ、株価は昨年10月29日の最高値6923円70銭(修正後株価)から約45%下落しており、値ごろ感からの買いも入りやすくなっている。そうしたなか、同社傘下の英半導体設計アーム・ホールディングス<ARM>が24日、AI半導体の自社開発を始めることを発表した。これによる新たな収益機会の獲得が期待されることで、アームの株価は時間外で8%高に買われる人気となった。これがソフトバンクGの株価も刺激し、底値買いを後押しする形となっている。
■Synspective <290A> 1,367円 +93 円 (+7.3%) 本日終値
Synspective<290A>が4日ぶりに反発。この日の寄り前に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が推進する宇宙戦略基金第2期の技術開発テーマ「次世代地球観測衛星に向けた観測機能高度化技術」に採択されたと発表しており、好材料視された。採択された技術開発課題は「周波数スキャンSARによる高分解能・広域小型SAR衛星の軌道上実証」。支援上限額は37億6831万8000円で、今後約2カ月後をメドに交付が決定される予定となっており、現時点で金額は未確定。なお、26年12月期業績予想に織り込んでいないとしている。
■北洋銀行 <8524> 991円 +57 円 (+6.1%) 本日終値
北洋銀行<8524>は大幅続伸。24日の取引終了後、29年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。29年3月期の目標に最終利益500億円(今期見通しは243億円)、連結ROE(自己資本利益率)11%(同6.3%)を掲げており、好感した買いが集まった。29年3月期には今期と比べ、貸出金利息や有価証券利息配当金など資金利益が合計360億円増えると見込む。中計では北海道内の法人・個人の全てのサービスシェア拡大のために差別化を進めるほか、成長産業への集中投資などに取り組む。集中投資の重点分野には観光産業支援と農業支援、GX・脱炭素化、先端半導体産業を挙げた。
■日本ガイシ <5333> 4,162円 +225 円 (+5.7%) 本日終値
日本ガイシ<5333>が大幅に続伸。24日の取引終了後に、26年3月期の期末配当予想を38円から42円へ増額修正したことが好感された。年間配当予想は80円となり、前期実績に対しては20円の増配になる。
■ポラリスHD <3010> 186円 +9 円 (+5.1%) 本日終値
ポラリス・ホールディングス<3010>が高い。午後0時30分ごろに26年3月期の連結業績予想について、売上高を466億円から470億円(前期比68.6%増)へ、営業利益を36億円から37億円(同32.0%増)へ、純利益を26億円から40億円(同53.2%増)へ上方修正したことが好感された。ホテル運営事業で前回予想発表直後に中国政府による渡航自粛の発令があり、一部のホテルで影響がみられるものの、インバウンド需要の拡大及び国内宿泊需要の成長を背景に、全体として稼働率及び平均客室単価(ADR)が堅調に推移していることが売上高・利益を押し上げる。
■アドバンテスト <6857> 23,425円 +1,080 円 (+4.8%) 本日終値
アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連の主力銘柄に投資資金が還流している。前日の米国株市場ではソフトウェア関連株などに売りが優勢となり、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反落したが、半導体セクターは買われる銘柄が目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は続伸となった。そのなか、半導体製造装置世界トップのアプライド・マテリアルズ<AMAT>は3.4%高と上げ足を強めており、この流れが東京市場にも波及している。アドテスト、東エレクいずれも最近は調整色が強く75日移動平均線近辺での攻防が続いていたが、目先正念場に。機関投資家がリスク回避目的で持ち高を減らす動きと、個人投資家を中心としたリバウンド狙いの押し目買いが錯綜する状況にある。
株探ニュース
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