富田隆弥の【CHART CLUB】 チャート好転、5万9000円を指向



「チャート好転、5万9000円を指向」

◆米国によるイランへの大規模攻撃のタイムリミットが迫った7日午後6時半(日本時間8日午前7時半)ごろ、トランプ米大統領がイランとの「2週間の停戦合意」を発表した。これを受けてマーケットは大きく反応。原油先物価格が急落した一方、株式市場は急騰した。

◆8日の日経平均株価は寄り付きから買いが先行。後場に一時2995円高まで上昇し、終値は2878円高(+5.39%)の5万6308円と歴代3位の上げ幅を記録した。チャートは25日移動平均線(8日時点5万3656円)や75日線(同5万3752円)、週足の13週線(同5万4891円)などテクニカルの節目を一気に上抜き、相場の「好転」を示唆した。

◆停戦に合意したとはいえ、イスラエルによるレバノン攻撃の継続や、イランによるホルムズ海峡再封鎖の表明など、停戦は危うい状況にある。トランプ大統領が停戦期間内に何を言い出すかも分からず、その発言に株式市場が翻弄される可能性は否定できない。また、3月に大きく調整した株式市場には戻り売り圧力が残り、不安定な状況が続く。

◆だが、チャートが好転したことで、再び「金融相場」と「世界同時株高」が意識されてくる展開も想定される。日経平均株価が25日線を維持するなら、5月に向けて押し目買いを伴いながら5万9000円を目指し、2月26日につけた史上最高値の5万9332円を捉えてくる可能性もあろう。

◆とはいえ、原油の供給が即座に開戦前の水準に戻るわけではなく、日本経済への影響は無視できない。4月下旬から本格化する3月決算企業の決算発表では、今期(27年3月期)の増益基調にブレーキがかかることも予想される。これらを踏まえると、ここから月内はAI(人工知能)・半導体関連株を中心にした押し目買いに徹することが、投資戦略として有効と考えられる。

(4月9日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース


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