時価総額上位が牽引も、年初来では小型株がリード【ヴェロシュのウォール街 Watch】



●2026年4月の米国株式市場の振り返り(2026年5月配信)

「人生は後ろを振り返って初めて理解できる。しかし、前を向いて生きなければならない。」
――セーレン・キルケゴール(1813年5月5日 ― 1855年11月11日)

 米国の読者の皆さま、5月5日、米国宇宙飛行士の日(National Astronaut Day)おめでとうございます! 63年前のその日、アラン・シェパードは小さな「フリーダム7」カプセルに乗り込み、歴史に名を刻みました。15分間の弾道飛行により、彼は宇宙へ到達した初のアメリカ人となりました。短い飛行ではありましたが、このミッションは米国が地球の外へ到達できることを示し、その後の大胆なアポロ計画への道を切り開きました。あの日のシェパードの勇気は、彼を国民的英雄であり、宇宙探査の先駆者として確固たる存在にしました。以下は本日のマーケット・ダッシュボードです。

 * 英国では5月4日はバンクホリデーでしたが、世界の市場は通常どおり開いていました。週初にS&P 500(R)は0.4%小幅下落した一方、エネルギーセクターは原油価格の上昇を背景に0.9%上昇しました。これに対し、素材セクターは1.6%下落し、この日の大型株セグメントの中で最も低調なパフォーマンスとなりました。

 * 4月の米国株式市場は、時価総額上位銘柄がけん引する形で大きく反発しました。S&P 500トップ10は16%急伸し、第1四半期の11%下落を上回る回復となりました。市場全体でも上昇は力強く、S&P 500トップ50とS&P 500はいずれも2桁の上昇となった一方、S&P 500均等加重指数の上昇率は比較的控えめな6%にとどまりました。年初から4月末までの4ヵ月間では、弊社が扱う米国株式指数の中で小型株が14%のリターンを記録して首位に立っており、S&P MidCap 400(R)も2桁の上昇を達成しています。

 * 今四半期のパフォーマンスの反転は、超大型株に限ったものではありません。第1四半期にS&P Composite 1500(R)の業種別で2番目に低調だったソフトウェアは、今月に入って3.1%上昇し、最も好調な業種となりました。これにより、第2四半期の上昇率は2桁台に達しています。一方、航空貨物・物流は5月に入ってからこれまでに11.0%急落しました。

 * ファクターに目を向けると、今月これまでの上位3指数であるピュア・グロース、ハイベータ、モメンタムは、4月にも際立ったパフォーマンスを示していました。先月のこれらのアウトパフォーマンスは、マグニフィセント7に対して15~28%ポイントのアンダーウェイトであったにもかかわらず実現した点で、特に注目に値します。これらの銘柄群は、S&P 500の月間上昇率10.5%のうち、ほぼ半分に相当する5.1%を占めていました。


[執筆者]
ベネデック・ヴェロシュ
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス
指数戦略部門
ディレクター


 このレポートは、英文原本から参照用の目的でS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)が作成したものです。SPDJIは、翻訳が正確かつ完全であるよう努めましたが、その正確性ないし完全性につきこれを保証し表明するものではありません。英文原本についてはこちらをご参照ください。

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