話題株ピックアップ【昼刊】:UBE、伊勢化、くら寿司


■FIG <4392>  1,749円  +389 円 (+28.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 FIG<4392>は全体波乱相場の様相を呈すなか、我が道を行く展開で一時435円高の1795円まで駆け上がる場面があった。前日まで3営業日連続で値幅制限いっぱいに買われており、株価の居どころを大きく変えている。投資資金の攻勢が始まったのが5月8日で、その前日まで株価は300円台で推移していた。同社はモバイルクリエイトと石井工作研究所が中心となって共同持ち株会社の形態で発足した企業で幅広い分野に技術展開し、移動体管理システム、半導体関連装置及び車載関連装置、金型製造、GPSタクシー配車システムなど広範にわたる事業を手掛け、ドローン関連の一角としても存在感を示す。自動搬送ロボットなどのロボティクス分野でも実力を発揮している。今回、買い材料の発端となったのは5月7日にAI半導体の検査工程に使われる自動化装置を同社グループ会社が台湾企業と共同開発したと発表したこと。これがエヌビディア<NVDA>のGPUなど先進パッケージングに対応したハイスペック商品であることから、市場では「社名は非公表ながら共同開発の相手先がTSMC<TSM>である可能性がそれなりに高い」(中堅証券ストラテジスト)という見解が示されている。この場合、同社はグローバル的な見地から時価総額面で大幅な見直し余地が生じる。また、14日に開示した26年12月期第1四半期の決算は営業55%増益と絶好調で、物色人気に拍車をかける格好となった。目先は信用買い残が急増するなか反動安への警戒もあるが、買い主体は個人だけではないという観測もあり、市場関係者の熱い視線が注がれている。

■UBE <4208>  2,890.5円  +500 円 (+20.9%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 UBE<4208>は急伸。マドを開けて買われている。この日朝方、未定としていた27年3月期の配当予想について160円(前期110円)にすると発表した。中期経営計画で掲げている配当方針のDOE(株主資本配当率)目標に関して従来の「2.5%以上」から「3.5%以上」へ引き上げるとともに、中計の進捗を踏まえて早期に「4.0%」への引き上げを目指すこととし、これを踏まえて配当額を決定した。株主還元姿勢を評価した買いが集まっている。

■伊勢化学工業 <4107>  4,465円  +255 円 (+6.1%)  11:30現在
 伊勢化学工業<4107>が大幅高で5日ぶりに反発している。きょう付の日本経済新聞朝刊で「政府は自衛隊の基地や駐屯地で、薄くて曲がる次世代型の『ペロブスカイト太陽電池』を導入する実証実験に着手する」と報じられたことを受けて、関連銘柄として思惑的な買いが入っているようだ。記事によると、今夏から沖縄県でスタートし全国での導入を目指すとしており、政府施設での需要を確保することで、開発や普及のスピードアップが期待されている。

■くら寿司 <2695>  1,680円  +83 円 (+5.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 くら寿司<2695>が大幅反発している。複数のメディアで、「トランプ米大統領が同社子会社くら寿司USA株式を取得していたことがわかった」と報じており、これが刺激材料となっている。くら寿司USAは19年にナスダック市場に上場。報道によると、取得額は100万~500万ドルの範囲内としている。

■朝日インテック <7747>  3,660円  +88 円 (+2.5%)  11:30現在
 朝日インテック<7747>は続伸歩調。約1カ月半ぶりに年初来高値を更新した。同社はカテーテル治療用のガイドワイヤーなど医療器具を製造販売する。15日に発表した第3四半期累計(25年7月~26年3月)連結決算は、売上高が1083億6600万円(前年同期比18.0%増)、営業利益が374億1400万円(同45.5%増)だった。国内外で売り上げが好調に推移した。好決算を受けた同社株への買い流入が続いている。

■アドバンテスト <6857>  25,715円  +425 円 (+1.7%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>がしっかり。野村証券は19日、同社株の目標株価を3万円から3万600円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「バイ」を継続した。26年3月期第4四半期(4Q)での需要上放れとキャパシティ拡大前倒し方針を反映し、同証券では業績予想を上方修正した。27年3月期会社計画はSoCテスター売上構成比上昇などを考えると粗利率計画が慎重で、次期GPUの生産立ち上がりのタイミング次第で27年3月期下期売り上げは上振れる可能性をみている。また、29年3月期以降はシリコンフォトニクス(SiPh)分野でのテスト需要が立ち上がると予想し、株式市場から注目が高まる可能性がある、と見込んでいる。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,120円  -241 円 (-4.5%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>は売り優勢。ただ、ここ株価は調整色を強めており、前日まで4営業日続落で10%以上も水準を切り下げていることから、目先リバウンド狙いの投資資金流入も想定されるところ。26年3月期の業績は最終利益段階で5兆円と歴代最高水準を記録したが、日米ともに金利上昇懸念を背景にAI・半導体関連に利食い急ぎの動きが観測されるなか、同社株にも直近は下落圧力が強まっていた。同社の株価と連動性の高いナスダック市場も前週末を境に下値を試す動きとなっていたことから逆風が意識された。前日もナスダック総合株価指数は軟調だったが、同社傘下の英半導体設計アーム・ホールディングス<ARM>は3.7%高と続伸しており、これを受けて同社株にも5000円トビ台では押し目買いを誘導している。アームHDを巡る米FTC(連邦取引委員会)が反トラスト法(独占禁止法)調査に着手したと報じられたが、その後アームの株価は堅調な値動きを見せている。

■コクサイエレ <6525>  6,345円  -255 円 (-3.9%)  11:30現在
 KOKUSAI ELECTRIC<6525>が続急落している。同社は19日の取引終了後、主要株主の米KKR<KKR>が保有株式を全て売却する予定だと発表した。短期的に株式需給が悪化することを警戒した売りがかさんでいる。KKRは保有するコクサイエレ株2469万2000株(議決権割合10.57%)について、証券会社を通じて売却する。買取注文を野村証券が取りまとめ、同社は国内市場および海外市場で転売する予定。

■アストロHD <186A>  2,064円  -51 円 (-2.4%)  11:30現在
 アストロスケールホールディングス<186A>が大幅反落している。同社は19日の取引終了後、第三者割当による新株及び転換社債型新株予約権付社債(CB)と、海外での公募によるユーロ円建CBの発行により、306億円を調達すると発表。1株利益の潜在的な希薄化リスクを意識した売りが膨らんだ。ユーロ円CBは2029年満期で発行金額は100億円。また、ヒューリック<3003>を割当予定先としてCBを発行し163億円調達するほか、ヒューリックとスカパーJSAT<9412>を割当予定先として新株も発行。発行株式数は252万3473株、発行価格は1株1704円とし、約43億円調達する。東証での18日終値を当初転換価額として計算した場合の希薄化率は最大12.08%。アストロHDは調達資金に関し、防衛関連の受注拡大を見据えた生産設備の拡充や、寿命延長サービス衛星の製造、運転資金などに充てる。

■アクセルHD <402A>  708円  -14 円 (-1.9%)  11:30現在
 アクセルスペースホールディングス<402A>は朝高後に値を消した。19日の取引終了後、子会社が今年7月以降に次世代地球観測衛星「GRUS-3」(グルーススリー)を7機打ち上げる予定と発表しており、寄り付きは上昇して始まったものの、買い一巡後は売りに押された。GRUS-3はニコン<7731>が培ってきた宇宙望遠鏡開発技術・ノウハウを活用した特注の望遠鏡を搭載。広範囲の観測を高頻度に行い、精密農業や森林監視のほか、金融や不動産などの幅広い分野の需要に対応し、地球観測データの活用を促す。

■魁力屋 <5891>  1,534円  +206 円 (+15.5%)  11:30現在
 魁力屋<5891>が続急騰している。19日の取引終了後に、26年6月末時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表したことが好感されている。現行制度では、毎年6月末日及び12月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に一律で1000円相当の優待券(電子チケット)1枚(年2000円相当)提供していたが、変更後は500円相当の優待券(電子チケット)を保有株数に応じて4枚(2000円相当)~12枚(6000円相当)提供する。なお、年間では4000円~1万2000円相当となる。

■光陽社 <7946>  380円  +35 円 (+10.1%)  11:30現在
 光陽社<7946>が東証スタンダード市場において、ストップ高の水準である435円に買われた。名証でも大幅高となっている。同社は19日の取引終了後、26年3月期の連結決算を発表。売上高は前の期比2.2%増の48億3000万円、経常利益は同33.6%増の1億3800万円となり、ともに計画を上振れして着地した。27年3月期の売上高は前期比3.5%増の50億円、経常利益は同0.8%増の1億4000万円の見通し。また、前期の期末一括配当予想について、従来の7円20銭から10円に増額修正したうえで、今期の期末一括配当予想は11円としており、一連の発表をポジティブ視した買いが入った。前期はカーボンオフセット関連の売り上げが好調に推移した。今期もカーボンオフセット関連などで販路を更に拡大、デジタルマーケティングやダイレクトメールの顧客への提案力を強化していく。なお同社株については東証が4月15日、上場維持基準に適合しないことを理由に10月1日付で上場を廃止すると発表。整理銘柄指定期間は9月30日まで。東証スタンダードの上場廃止後も、名証での売買は可能となる。

■BeeX <4270>  1,957円  +179 円 (+10.1%)  11:30現在
 BeeX<4270>は続伸。きょう午前10時ごろ、米アンソロピックとアマゾンウェブサービス(AWS)再販プログラムにおける「Anthropic Authorized Reseller Program for Amazon Bedrock」を締結したと発表した。今回のリセラー契約に基づき、BeeXはAWSのフルマネージド型サービス「Amazon Bedrock」を通じたアンソロピックの生成AI「Claude(クロード)」のライセンス提供や最先端のAI開発ツール「Claude Code」を活用した開発生産性向上の支援を始めるとしており、株価の刺激材料となっている。なお、業績に与える影響は軽微とした。

■レシップHD <7213>  540円  +31 円 (+6.1%)  11:30現在
 レシップホールディングス<7213>は大幅高で4日ぶりに反発している。19日の取引終了後に、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を25万株(自己株式を除く発行済み株数の1.59%)、または1億5000万円としており、取得期間は5月19日から来年3月23日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主還元の強化を図りつつ、役員及び従業員に対する譲渡制限付株式報酬の自社株処分などに備えて取得するとしている。

■ADR120S <3750>  814円  +15 円 (+1.9%)  11:30現在
 ADR120S<3750>が高い。業績は低迷が続いているが、再生医療事業への投資を行うメディカル事業にシフトし収益立て直しを図っている。そうしたなか、19日取引終了後にノーザンファームと競走馬繁殖領域におけるNeocella(次世代細胞外粒子技術を用いた素材)の応用研究を目的とした共同研究契約を実施することを発表。競走馬の難治性子宮内膜炎を含む炎症性病態を対象に、子宮内環境改善の可能性について検討を進めていくとしている。

■モイ <5031>  357円  +80 円 (+28.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 モイ<5031>はカイ気配スタート。19日取引終了後、SBIホールディングス<8473>と資本・業務提携すると発表。これを材料視した買いが膨らんでいる。同社は国内有数のライブ配信サービス「ツイキャス」を運営しており、金融・メディア・ITを融合した「ネオメディア生態系」の拡大を進めるSBIグループと組むことでシナジーの実現を目指す。AIを活用した次世代ライブ配信コミュニケーションプラットフォームの開発や、ファンコミュニティー発のIP創出・開発領域での連携などを図っていく。SBIは、モイの第三者割当増資や既存株主からの譲渡で20.41%の持ち分を保有する大株主となる見通し。

●ストップ高銘柄
 テクノアルファ <3089>  1,146円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース


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