前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
■任天堂 <7974> 7,215円 (-523円、-6.8%)
任天堂 <7974> [東証P]が4日ぶり急反落。同社は9日夜、動画「ニンテンドーダイレクト 2026.6.9」を配信。今後発売するタイトルについて告知した。ニンテンドースイッチ2向けの「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の発売などがアナウンスされたが、リメイク作品が新作に比べて多いと受け止めたユーザーは一定数存在するようだ。ソフト面で大きなヒット作品が不足すればゲーム機本体の販売戦略上の足かせとなるだけに、今年の年末商戦を巡る不透明感も意識されたもよう。株価は直近で戻りを試す展開となっていたこともあって、利益確定目的の売りもかさんだ。
■アドテスト <6857> 25,235円 (-1,095円、-4.2%)
アドバンテスト <6857> [東証P]が大幅安で反落、ディスコ <6146> [東証P]など半導体製造装置関連が再び売り込まれる展開となった。前日9日の米国株市場ではアドバンスト・マイクロ・デバイシズ <AMD> が3%安、アーム・ホールディングス <ARM> が6.2%安と半導体関連に売りが目立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反落し、前週5日の10%暴落の余韻を引きずっている。インフレ懸念が高まるなか、FRBによる年内利上げの可能性が強く意識されるなか、市場センチメントが冷やされている。また、東京市場でも来週行われる日銀の金融政策決定会合で利上げが確実視されており、マーケットは事前に織り込んでいるとはいえ、スピード警戒感の拭えない半導体セクターの時価総額上位株は利食い急ぎの動きを誘発しやすい。加えて上場目前のスペースX <SPCX> が下馬評通り人気となるかどうかも気になるところで、一部で弱気シナリオもささやかれているだけに、投資家も二の足を踏む場面だ。
■INPEX <1605> 3,483円 (-109円、-3.0%)
INPEX <1605> [東証P]が大幅安で3日続落。米軍のヘリコプターが撃墜されたことから、米軍は日本時間10日にイランに対し攻撃を始めたと発表した。これを受け、米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が時間外取引で一時、1バレル=90ドル前後に上昇したが、10日午後2時時点では88ドル台後半に軟化した。WTI価格の上値は重いとの見方が出ている。9日の清算値(終値に相当)は前日比3.10ドル安の88.20ドルだった。原油価格の軟調な値動きを受け、INPEXには売りが先行した。
※10日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋
株探ニュース
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