【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 将来保障で友にすべき「ハイクオリティ銘柄5選」!



「将来保障で友にすべき『ハイクオリティ銘柄5選』!」

●株式市場で変わらぬ一つの真理

 トランプ米大統領の朝令暮改ぶりには唖然とさせられる。イランがホルムズ海峡を偵察飛行していた米軍ヘリを撃墜したことに激怒し、

 ・米国は「今夜、イランを極めて強力に攻撃する」
 ・「近い将来に、カーグ島を含む原油関連施設を手中に収める」
 ・「ベネズエラと同様に、イランの原油・天然ガス市場を完全に支配する」
 ・「今夜も爆撃があるだろう。より大規模で、?より強力なものになるだろう」

 こう吠えまくっていたのだ。それなのに、そのわずか数時間後には「イランとの協議が進んでいる。爆撃は中止する」と発表している。トランプ大統領は繰り返し「イランとの協議はうまく行っている」と語っているが、実際はとても協議がうまく進んでいるようには見えないのは、いまや誰の目にも明らかだ。

 しかし、幸い、株式市場はトランプ発信を鵜呑みにしているようで、週末12日の日経平均株価が1802円高で終わったことは素直に喜びたい。週明けもぜひ続伸してほしいところであり、実際、期待どおりになる可能性もある。

 ただ、あまりの変化の激しさに市場では、「こんな相場だと儲かりっこない」「利益がなかなか増えない」「利益が増えても、想定外の事態が起きて吹っ飛ぶ」と嘆きの声も聞かれる。なかには「もう株は止めようか」と思っている方もおられるかもしれない。

 しかし、ここで諦めてしまうのは少々お待ちを、と伝えたい。株式市場ではどんなに流れが変わっても、変わらないことがある。それは、ハイクオリティ株が上がる。これになる。市場ではさまざまなテーマが盛り上がり、そして消えていく。その間も株価が上昇するのは、収益力の高いハイクオリティ銘柄になる。極論すれば、ハイクオリティ銘柄を「友」とし、それが市場要因によって変動するタイミングさえしっかり把握しておけば、それで良し--こう言えるほどなのだ。

●いまだからこそ見直したいハイクオリティ銘柄

 そして、現在のような波乱展開の中にあっても、「将来保障」の資金作りに協力してくれそうな銘柄は多数あることを忘れてはならない。そこで、今回はその中から次の5銘柄に注目してみたい。

 まずは日機装 <6376> [東証P]。人工透析装置の首位メーカーであり、私が大好きな銘柄の一つだ。患者の生命に関わる重要な治療機器を製造している会社なのだから、世の中になくてはならない企業。こう言ってよい。もちろん、日機装は人工透析装置だけを製造しているわけではない。航空機の逆噴射用機器であるカスケード、さらには液化ガス機器も手掛けていて、収益は堅調だ。つまり、ハイクオリティ企業ということになる。

 自動車排ガス浄化用セラミックスで世界首位であるのがNGK <5333> [東証P](旧日本ガイシ)。いまは自動車用だけでなく、半導体製造装置用の需要も絶好調となっていて、株価はこの混沌状態でも高値をキープし続けている。ハイクオリティ銘柄の一つだからだ。

 非飲料系プラスチック容器の成形機で世界首位級なのは、日精エー・エス・ビー機械 <6284> [東証P]。海外事業比率は実に約9割に達しており、文字どおりグローバル企業だ。米国では関税引き上げの影響を受けることなく、製品が売れ続けている点も高く評価できる。

 環境試験機器で世界シェア30%以上を占め、首位なのがエスペック <6859> [東証P]。多様な環境が電子機器や工業製品に及ぼす影響を測定・分析する機器類を製造している。AI(人工知能)サーバーが稼働時に発する熱によって、どのような影響を受けるかなどを測定する新製品の開発にも取り組んでいて、今後の需要増は必至と見てよい。

 最後に、扶桑化学工業 <4368> [東証P]を。半導体ウエハー研磨剤の主原料の超高純度コロイダルシリカで実に世界シェア90%を握っているのだ。加えてリンゴ酸にも強く、こちらも世界首位だ。これまたハイクオリティ銘柄と言える。

2026年6月12日 記

株探ニュース


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