富田隆弥の【CHART CLUB】 25日線割れなら様子見も



「25日線割れなら様子見も」

◆株式相場の最大の材料は、「需給」である。相場が上昇基調にあれば買い方が有利であり、下落基調の場合は売り方が有利となる。その判断ポイントとして重視されるのが「25日移動平均線」だ。

◆7月2日時点の日経平均株価は6万8733円と25日線(6万8361円)を上回り、上昇基調を維持している。ただ、6月22日に史上最高値7万2831円をつけた後は7万円前後で乱高下を演じ、25日線に接近してきている。多くのテクニカル指標が過熱信号を灯す状況にあるだけに、25日線割れへの警戒は続く。

◆6月26日申し込み時点の信用買い残(東京・名古屋2市場)は7兆167億円と前週に比べ5410億円増え、初めて7兆円の大台に乗せた。日経平均株価が最高値更新後に乱高下する中で、個人投資家は押し目買いに動いたとみられる。

◆4月以降の日経平均株価は25日線を下支えに上昇基調を描き、信用評価損益率が1.47%(6月19日申し込み時点)と13年ぶりにプラスになるなど、買い方が好成績を収めてきた。だが、25日線を割り込むと話は変わり、7兆円の買い残が評価損を抱え始め「需給の悪化」が懸念されることになる。

◆キオクシアホールディングス <285A> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]、古河電気工業 <5801> [東証P]など、AI(人工知能)・半導体株相場をけん引してきた主力株の株価が25日線を下回ってきた。日経平均株価への影響度が高いこれら主力株の軟調は注意信号でもある。日経平均株価が25日線を割り込むのならば、いったん現金比率を高めて様子を見るのも一策だ。「休むも相場」である。

(7月2日 記、原則毎週土曜日に更新)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

株探ニュース


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