前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―



■マルマエ <6264>  2,605円 (-357円、-12.1%)

 東証プライムの下落率トップ。マルマエ <6264> [東証P]が急反落。前週末3日取引終了後、第3四半期累計(25年9月-26年5月)連結決算を発表。売上高は140億2200万円(前年同期比92.9%増)、純利益は24億3100万円(同2.6倍)だった。主力の精密部品が 半導体向けで堅調だった。顧客在庫の調整一巡で半導体装置部材の受注が拡大した。良好な決算内容だったものの、材料出尽くしとの見方から目先利益確定売りが先行する形となった。

■霞ヶ関C <3498>  6,630円 (-420円、-6.0%)

 霞ヶ関キャピタル <3498> [東証P]が4日ぶり急反落。前週末3日の取引終了後、26年8月期第3四半期累計(25年9月-26年5月)の連結決算を発表した。売上高が884億7600万円(前年同期比75.0%増)、営業利益が82億200万円(同12.5%減)、最終利益が45億5500万円(同12.4%増)だった。直近の第3四半期(3-5月)は売上高が273億6000万円(前年同期比62.9%増)、営業利益が1億3700万円(同97.0%減)、最終損益が3億9600万円の赤字(前年同期は16億円の黒字)との計算になっており、嫌気した売りが出た。同社は物件売却のタイミングにより四半期ごとの業績が変動する事業特性があり、今期は収益計上が特に第4四半期(6-8月)に集中する見通しになっているという。同時に株主優待制度の変更を開示した。従来はホテルの宿泊をはじめ同社グループのサービス関連商品と交換できる株主優待ポイントを贈呈していたが、今期から保有株式数と保有期間に応じホテル宿泊割引券(1万円~80万円相当)を贈る。株式の保有が1年目で保有株式数が100株以上4000株未満の株主には100株ごとに1万円相当、4000株以上を保有する株主には40万円相当の割引券を贈呈する。加えて、保有期間が2年目になれば1年目の1.1倍、3年目になれば1.2倍、4年目になれば1.3倍、5年目以降は2倍に割引券の相当額が増える。そのほか、UMITO(東京都千代田区)の株式を取得すると発表した。同社は海を目の前とする一等地にスモールラグジュアリーホテルを開発・運営するとともに、別荘会員権の販売やサブスクリプションサービスを展開しており、国内外の富裕層を中心とした顧客基盤を構築している。霞ヶ関Cは両社の事業基盤及びネットワークを活用した事業機会の拡大を図る。なお、現時点では具体的な施策などについて決定した事実はないという。

■ARCHIO <543A>  296円 (-17円、-5.4%)

 ARCHION <543A> [東証P]が3日ぶり急反落。6日午後1時、株式の売り出しを決議したと発表。短期的な需給悪化を懸念した売りがかさんだ。トヨタ自動車 <7203> [東証P]と独ダイムラートラックが保有株式の一部を国内外で売却する。売り出し株式数は7億8785万5700株で、需要状況に応じて上限1億1817万8300株のオーバーアロットメントによる売り出しも行う予定。売出価格は22日から27日までのいずれかの日に決める。ARCHIOは日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの経営統合により設立した持ち株会社で、株主であるトヨタとダイムラートラックが経営統合後の一定期間内において、両社の持ち分比率が発行済み株式総数の25%ずつになるように、同比率を減少させる予定だと公表していた。売り出しによりARCHIOは流通株式比率に関する東証の上場維持基準を達成する見通し。

■JINSHD <3046>  7,950円 (-230円、-2.8%)

 ジンズホールディングス <3046> [東証P]が3日ぶり反落。前週末3日の取引終了後に発表した6月度の月次売上状況(速報)で、国内アイウェアショップの既存店売上高が前年同月比0.1%減となり、41ヵ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。継続的な販促施策や既存店舗における接客強化に加えて、インバウンド需要の取り込みや高単価商品の販売が下支えとなったものの、休日が前年よりも1日少なかったことや悪天候による影響が大きく響いた。なお、全店売上高は同7.6%増だった。

■キオクシア <285A>  81,590円 (-1,710円、-2.1%)

 キオクシアホールディングス <285A> [東証P]が反落。出遅れた向きの買いが観測された一方、戻り売り圧力も拭えず8万円台で強弱観を対立させた。前週末3日は朝安後に大きく切り返し大陽線を形成、結局9%あまりの急上昇で取引を終え、目先底入れの動きを示唆していた。同社は前週末3日に岩手県の北上工場で半導体メモリーの次世代品(第10世代NAND型フラッシュメモリー)の出荷を開始したことを発表した。世界的な建設ラッシュとなっているAIデータセンター向けに処理速度を高めた製品で需要に対応していく構えだ。北上工場の第2製造棟でサンプル出荷を始め、来年量産体制に入る計画だ。これが、同社株の新たな刺激材料として一部投資マネーの食指を動かした。

※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

株探ニュース


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