前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■KLab <3656> 241円 (+46円、+23.6%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。KLab <3656> [東証P]が急反騰、一時ストップ高となった。6日正午ごろ、高度なRF(無線周波数)技術を有する海外 防衛企業とアラブ首長国連邦(UAE)における対 ドローン防衛システムの導入推進に向けた覚書(MOU)を締結したと発表しており、好感した買いが集まった。今回導入を推進するシステムは電波妨害技術などを活用することで、不正飛行するドローンを探知・識別・無効化する。なお、守秘義務及び安全保障上の観点から提携先企業名や製品名などは非開示とする。
■ASB機械 <6284> 10,230円 (+1,020円、+11.1%)
東証プライムの上昇率3位。日精エー・エス・ビー機械 <6284> [東証P]が急反騰。SMBC日興証券が3日付で投資評価「1(アウトパフォーム)」、目標株価1万3000円で新規にカバレッジを開始しており、これが材料視されたようだ。証券会社によると、足もとの業績は好調で世界経済の成長を享受していると評価。不安定な中東情勢を経て、同社の省資源技術や地産地消モデルが注目されるだろうとした。また、今年8月の欧州での包装・包装廃棄物規則の適用開始が中長期的に同社の追い風になるともみている。
■中国塗 <4617> 3,805円 (+320円、+9.2%)
東証プライムの上昇率7位。中国塗料 <4617> [東証P]が4日続急伸。前週末3日の取引終了後に、売上高のみ1400億~1600億円と発表していた27年3月期の連結業績予想の修正を発表し、売上高1600億円(前期比14.8%増)、営業利益175億円(同0.4%増)、純利益110億円(同横ばい)を見込むと発表しており、減益も予想されていただけに業績見通しを好感した買いが入ったようだ。前回発表時には、中東情勢の緊迫化により原材料コストや調達について不確実性が高い状況にあったため売上高のみをレンジ形式で発表していたが、中東情勢の変化などによって原材料コストや調達に関するリスクが低減し、ある程度合理的な予想の算定ができる環境になってきたため、今回の開示に至ったという。売上高は船舶用塗料分野、工業用塗料分野ともに需要が堅調に推移するなか、原材料調達コストの上昇を受けた販売価格の調整を実施していることが牽引する見通し。一方、利益面では各種コストの変動などを踏まえて概ね前期並みを予想した。
■三菱重 <7011> 4,110円 (+318円、+8.4%)
東証プライムの上昇率8位。三菱重工業 <7011> [東証P]が6日続急伸。春先以降急速に強まったAI・ 半導体セクターの株価上昇にやや一服感がみられるなか、これまで物色の蚊帳の外に置かれていたAI・半導体以外のセクターに足もとリターンリバーサルの動きが広がっている。バリューや景気敏感の範疇にある銘柄が次々と脚光を浴びており、6日はその一つ、防衛関連株に循環物色の流れが一気に巡ってきたようだ。政府が防衛装備品の生産工場を国有化する方針との報道も手掛かりとなったようだ。また、6日午後には中国が太平洋に向けて戦略ミサイルの発射実験を行ったと伝わっており、地政学リスクの高まりも意識された。
■サガミHD <9900> 1,764円 (+118円、+7.2%)
サガミホールディングス <9900> [東証P]が3日続急伸。6日午後1時ごろ、8月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これを好感した買いが集まった。投資単位当たりの金額の引き下げにより投資家が投資しやすい環境を整えることで、投資家層の拡大と株式の流動性向上を図る。同時に株主優待制度の変更を開示しており、こちらも株価の支援材料となった。今年9月30日を基準日とする株主優待から、100株以上200株未満を保有する株主に20%割引券を1枚(年間2枚)贈呈する。200株以上1000株未満を保有する株主には実質株式分割前と同じ20%割引券2枚(同4枚)を贈る一方、1000株以上2000株未満を保有する株主には7000円相当の株主優待食事券(同1万4000円相当)を提供。従来は実質同等の株式数を保有する株主に20%割引券5枚(同10枚)を贈っていた。2000株以上を保有する株主には1万8000円相当(年間3万6000円相当)の食事券を贈呈する。実質3000円相当(同6000円相当)の増額となる。加えて、2000株以上を保有する株主に関し、3年以上にわたり継続して保有する場合に2000円相当(同4000円相当)の食事券も追加される長期保有株主優待制度を新設した。
■東和薬品 <4553> 4,180円 (+255円、+6.5%)
東和薬品 <4553> [東証P]が6日続急伸。同社は前週末3日の取引終了後、田辺ファーマ(大阪市中央区)から田辺ファーマファクトリーの全株式を取得し完全子会社化すると発表。収益貢献を期待した買いが入ったようだ。17成分35品目の製造販売承認も承継する。東和薬品は製品ポートフォリオを拡充するとともに、品目統合や生産効率の向上を図る方針。株式譲渡実行日は11月末、製造販売承認の承継時期は2027年4月以降を予定する。取得価額は非開示。子会社化により負ののれんが発生する見込み。将来的に田辺ファーマファクトリーとして増産のための設備投資を実行する計画。36年度に40億~50億錠の生産能力を目指すとしている。東和薬品としては田辺ファーマファクトリーに加えて3工場での設備大型化・生産効率向上に向けた増産分や協業などの委託数量を合わせて、30年度に240億錠、36年度に300億錠以上の生産能力を目指す。
■ゼンショHD <7550> 8,746円 (+514円、+6.2%)
ゼンショーホールディングス <7550> [東証P]が急反発。同社は3日、子会社すき家が展開する牛丼チェーン「すき家」の一部商品について、8日から価格を改定すると発表したことが材料視された。牛肉をはじめとする原材料費や人件費、エネルギーコストなどの上昇に対応し、商品の品質維持・向上を図るためとしており、一部商品の価格を30円値上げする。なお、「牛丼 並盛」は450円から480円となる。
■サンリオ <8136> 1,155円 (+67.5円、+6.2%)
サンリオ <8136> [東証P]が急反発。知的財産(IP)関連株に再評価機運が浮上するなか同社株に見直し買いが流入した。東海東京インテリジェンス・ラボは3日、同社株の目標株価を1486円から1600円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「アウトパフォーム」を継続した。北米成長戦略執行による本格的な北米再成長を想定している。27年3月期の連結営業利益は前期比15.0%増の895億円の見通し。日・中・欧売り上げの続伸や北米の回復を想定。成長戦略の着手による北米売り上げ回復をやや強めでみている。同ラボでは、会社計画をやや保守的と判断し、今期営業利益を920億円と見込んでいる。
■エクサWiz <4259> 937円 (+51円、+5.8%)
エクサウィザーズ <4259> [東証G]が6日続急伸。同社は3日、グループのExa Enterprise AIが法人向け生成AIサービス「exaBase AI(エクサベースAI)」で、米アンソロピックが6月30日にリリースした最新モデル「Claude Sonnet 5」の提供を開始したと発表。これが材料視されたようだ。「Claude Sonnet 5」は、計画を立て、ブラウザーやターミナルなどのツールを使いこなしながら、自ら考えて作業を進める能力に優れており、前モデル「Claude Sonnet 4.6」から推論・コーディング・知識労働などエージェント関連の性能が大きく向上したことが特徴。エクサベースAIを利用しているユーザーは、追加の申し込みなしで利用することができるという。
■京成 <9009> 1,255円 (+68円、+5.7%)
京成電鉄 <9009> [東証P]が3日続急伸。日本経済新聞電子版が前週末3日の取引終了後、「成田空港と羽田空港を直接結ぶ有料の特急列車が2030年代に運行を始めることが3日、わかった」と報じた。28年度に成田空港駅と押上駅の区間で新型の有料特急を運行開始の計画で、「この新型特急を30年代に都営浅草線や京急線に乗り入れ、品川、羽田空港まで順次、直通運転する」という。運輸収入の増加を期待した買いが入ったようだ。記事によると、成田と羽田を有料の特急列車が結ぶのは初めてとなる。
■西武HD <9024> 3,590円 (+188円、+5.5%)
西武ホールディングス <9024> [東証P]が3日続急伸。前週末3日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資顧問会社3Dインベストメント・パートナーズの株式保有割合が11.41%から12.86%に上昇したことが判明しており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「純投資及び状況に応じて発行会社の取締役会、取締役、経営陣その他関係者との間で建設的な対話や取締役会、取締役、経営陣その他関係者に対する助言・提案などを行うこと」としており、報告義務発生日は6月26日となっている。
■カバー <5253> 1,616円 (+68円、+4.4%)
カバー <5253> [東証G]が大幅高で3日続伸。同社は3日、サイバーエージェント <4751> [東証P]子会社のQualiArtsと共同開発する スマートフォン向けゲーム「ホロライブドリームス(ホロドリ)」を7月23日に全世界同時リリースすると発表。改めて期待感が高まったようだ。このゲームは、女性VTuberグループ「ホロライブ」所属の総勢50人以上のタレントが参加するホロライブ初の公式スマートフォン向けゲーム。事前登録者数は累計で130万人を突破しているという。
■ワールド <3612> 1,666円 (+68円、+4.3%)
ワールド <3612> [東証P]が大幅高で3日続伸。上場来高値を更新した。同社は前週末3日の取引終了後、27年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比6.7%増の747億700万円、最終利益は同24.7%増の54億5100万円となった。最終利益は大幅増益で、通期計画に対する進捗率は43%と第1四半期は好調なスタートとなり、評価されたようだ。新たに連結加入したライトオンやワールドスタイルレーベルズが売り上げ面で寄与した。エムシーファッションの外販拡大も全体の収益を牽引した。あわせて同社は国内小売事業の月次売上概況も発表。6月の既存店売上高は前年同月比12.5%減となった。
■KeePer <6036> 2,906円 (+110円、+3.9%)
KeePer技研 <6036> [東証P]が大幅反発。前週末3日の取引終了後、6月度におけるキーパーラボ運営事業とキーパー製品関連事業の月次速報を発表した。キーパーラボ運営事業の直営既存店売上高は前年同月比6.1%増と2ヵ月連続の増収となっており、好感した買いが入った。値上げ前の5月に予約した顧客への施工が多かった。なお、同事業全体の売上高は同13.0%増の11億8747万円だった。また、キーパー製品等関連事業は同42.8%増の11億5448万円となっており、これも株価の支援材料となった。アフターマーケットでキーパープロショップにおけるコーティング需要が引き続き高かったほか、新車マーケットが国内向け新車供給の拡大を受け大幅増収となった。加えて、車以外のマーケットについても新規顧客の獲得が順調に進んだ。
■ギフトHD <9279> 4,445円 (+160円、+3.7%)
ギフトホールディングス <9279> [東証P]が大幅高で3日続伸。家系ラーメンの「町田商店」などを展開する同社が前週末3日の取引終了後に発表した6月度の直営店売上速報で、既存店売上高が前年同月比3.9%増と47ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視された。前年と比べて休日が1日少ない曜日並びだったものの、全国的に猛暑となった前年よりも平均気温が3℃ほど低く過ごしやすい気候となったことで、客数が同3.4%増となったことが牽引した。
■マネフォ <3994> 4,699円 (+161円、+3.6%)
マネーフォワード <3994> [東証P]が大幅高で3日続伸。前週末3日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、米投資運用会社のバリューアクト・キャピタルと共同保有者の株式保有割合が14.39%から17.94%に上昇したことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は投資目的としており、「発行者の役員及び取締役と、発行者の事業、経営、取締役会の構成、業務運営、資本配分、配当政策、財務状況、事業戦略、役員報酬及びコーポレート・ガバナンスなど多岐にわたる事項について協議を行う可能性があり、または行っており、今後も引き続きその可能性がある」としており、報告義務発生日は6月26日となっている。
■アークス <9948> 3,520円 (+120円、+3.5%)
アークス <9948> [東証P]が大幅高。前週末3日取引終了後、第1四半期(3-5月)連結決算を発表。売上高は1584億7900万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は41億400万円(同5.9%増)だった。既存店客数が伸長。節約志向に伴う一人当たり買い上げ点数の減少があったものの、物価高による単価上昇で既存店客単価もプラスを確保した。水道光熱費や減価償却費などの抑制も利益面で寄与した。
■トヨタ <7203> 2,923円 (+95円、+3.4%)
トヨタ自動車 <7203> [東証P]が大幅高で3日続伸。東京株式市場ではAI・半導体関連株への戻り売り圧力が拭えないなか、これまで放置されてきたバリュー株シフトの動きが太い流れを形成しつつある。自動車業界の盟主である同社株はその象徴で、PER11倍台、PBRは0.8倍台と割安感が際立った。外国為替市場ではドル買いの動きが加速し、前週に1ドル=162円台後半までドル高・円安が進むなど、輸出セクターの中でも為替感応度がずば抜けて高い同社株に強力な追い風となった。配当利回りも3.4%台と高く、インカムゲイン狙いの足の長い資金も流入したもようだ。また、直近では6日発表された6月の車名別新車販売台数で、首位が「ヤリス」、2位が「ライズ」、3位が「シエンタ」と上位3傑をすべてトヨタの車種で占めており、車種は異なってもトヨタ車が上位を独占するケースが頻繁化していることで、改めて同社の評価につながった面もあるようだ。
■大東建 <1878> 3,175円 (+102円、+3.3%)
大東建託 <1878> [東証P]が大幅反発。同社は6日、グループのインヴァランスがホテル企画・開発・運営を行うUnito(ユニット、東京都目黒区)とホテル運営に関する連携協定を締結したことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。第1弾の取り組みとして、インヴァランスが主導する新ブランド「HOTEL LUXUDEAR RESIDENCE(ホテルラグディアレジデンス)」の3物件(福岡2件、浅草1件)について定期賃貸借契約を締結し、2027年春より順次開業を予定。今回の連携協定は、資本・業務提携に基づくグループ初の具体的なホテル事業展開で、本格参入への足掛かりになるものだとしている。
■京阪神ビル <8818> 1,162円 (+33円、+2.9%)
京阪神ビルディング <8818> [東証P]が3日続伸。同社は6日、京都市中京区にある四条河原町ビルの譲渡方針を決めたと発表し、材料視された。帳簿価額は13億6900万円。現時点で具体的な譲渡先や譲渡金額、契約締結日は未定としている。資産の売却で得た資金を成長投資に再投資し、収益の最大化と資本効率の向上につなげる。
■ブシロード <7803> 316円 (+8円、+2.6%)
ブシロード <7803> [東証G]が6日続伸。6日、開発中の新作リズムゲーム「BanG Dream! Our Notes」(略称「アワーノーツ」)の事前登録者数がグローバルで50万人を突破したと発表しており、好材料視された。「BanG Dream! Our Notes」は、キャラクターとリアルライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!」(バンドリ!)の新作リズムゲーム。「MyGO!!!!!」「Ave Mujica」「夢限大みゅーたいぷ」の3バンドに加えて、新バンド「millsage(ミルサージュ)」「一家Dumb Rock!(いっかだんらん)」が登場する。
■セルシス <3663> 1,936円 (+43円、+2.3%)
セルシス <3663> [東証P]が反発。6日、提供するクリエイタープラットフォームの全世界における利用者数が6月末に1300万人を突破したと発表しており、好材料視された。同社では、グローバルで拡大するクリエイターエコノミー市場において、収益の柱で作品を作る道具である「CLIP STUDIO PAINT」の提供に加え、「クリエイター活動の場」を提供するクリエイタープラットフォームを運営している。ここで提供する「CLIP STUDIO PAINT」を使いこなす情報・素材を提供するコミュニティサービスや、クリエイターが創作した作品の活用を支援するサービスの利用者が、今回1300万人を突破した。
■すかいらーく <3197> 2,909円 (+60円、+2.1%)
すかいらーくホールディングス <3197> [東証P]が3日続伸。前週末3日の取引終了後に発表した6月度の売上高(速報値)で、既存店売上高が前年同月比1.7%増となり、51ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好材料視された。曜日回りに加えて、空梅雨だった前年との大幅な気候・気温差や台風の影響で客数は同1.4%減となったものの、「ガスト」で主要商品のブラッシュアップを伴うグランドメニュー改定を実施したことなどが奏功し客単価が同3.2%増となったことが牽引した。
■オンワード <8016> 752円 (+12円、+1.6%)
オンワードホールディングス <8016> [東証P]が4日続伸。前週末3日の取引終了後に発表した6月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比7.6%減と6ヵ月ぶりに前年実績を下回ったものの、6月の弱さは織り込み済みとの見方が強いようだ。前年と比べて休日数が1日少なかった影響がマイナスで約2.1%あったと推計されるほか、前年と比べて全国的に雨量が多く気温も低めに推移したことで、羽織アイテムの販売は好調だったものの、夏物の需要には総じて鈍化が見られたとしている。なお、全店売上高は同7.6%減だった。
※6日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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