話題株ピックアップ【夕刊】(2):キオクシア、ニッパツ、アイスペース


■キオクシア <285A>  52,110円  -10,000 円 (-16.1%) ストップ安   本日終値  東証プライム 下落率トップ
 キオクシアホールディングス<285A>はストップ安。この日午後1時ごろ、傘下のキオクシアと米国子会社Kioxia Americaに対する訴訟に関して、米テキサス州の西部地区連邦地方裁判所で陪審評決が下されたと発表した。この訴訟は、キオクシアのグループ製品の一部が特許権を侵害しているとして米通信大手ビアサット<VSAT>が提起したもの。評決の内容はビアサット側の主張を認めるもので、損害賠償金は約2億2900万ドル(約371億円)という。これについて会社側は「到底容認できるものではない」とした上で、評決後の申し立てや控訴など「取り得るあらゆる法的手段を講じていく」とした。業績への影響については現在精査中とした。事前の報道で伝わっていたこともあり、同社株は前場段階から売りに押され、後場に入っても売り注文を集めた。

■ニッパツ <5991>  3,496円  -158 円 (-4.3%)  本日終値
 ニッパツ<5991>は続落。16日の取引終了後、タイ拠点であるNHKスプリングタイランド社ウェルグロー工場に新たな生産棟を建設すると発表した。AI関連用途やデータセンター向け需要の増加による高容量HDD市場の拡大を見込み、同工場におけるHDD用サスペンションの生産能力を最大1.6倍に強化するとしたものの、半導体中心に市場全体がリスクオフムードとなるなか、買い向かう姿勢は限られた。約150億円を投じ、外観検査工程の集約・効率化を図る。竣工は2027年12月の予定。将来の需要増加に向けた製造設備投資として、今回の投資を含め総額350億円程度の投資を順次行う。

■ispace <9348>  411円  -10 円 (-2.4%)  本日終値
 ispace<9348>やアストロスケールホールディングス<186A>、アクセルスペースホールディングス<402A>など宇宙関連に安いものが目立つ。スペースX<SPCX>が現地時間16日に予定していた世界最大級のロケット「スターシップ」の13回目の打ち上げ試験について、打ち上げ直前に中止を発表。これを受けて16日のスペースX株が上場後初めてIPO価格を下回ったことから、国内の宇宙関連株にも連想売りが出たようだ。

■倉元製作所 <5216>  184円  +27 円 (+17.2%)  本日終値
 倉元製作所<5216>が急動意。東北電力<9506>はきょう、倉元とペロブスカイト太陽電池の性能評価を開始すると発表。これが株価を刺激したようだ。これは、環境負荷の低減と高効率発電の両立を目指し、将来的な実用化・事業化に向けた技術検証の第一歩となるもの。倉元がペロブスカイト太陽電池の提供を行い、東北電が各種データを取集し、両社が共同でデータ解析と性能評価を実施するとしている。

■トップカルチャー <7640>  179円  +11 円 (+6.6%)  本日終値
 トップカルチャー<7640>が大幅高で3日続伸。16日の取引終了後に、12月12日に創立40周年を迎えることを記念して記念株主優待を実施すると発表したことが好感された。26年10月31日時点で500株以上を保有する株主を対象に通常の株主優待に加えて1000円分の図書カードを提供する。

■シー・エス・ランバー <7808>  2,757円  +157 円 (+6.0%)  本日終値
 シー・エス・ランバー<7808>が急伸。16日の取引終了後に発表した27年5月期連結業績予想で、売上高210億円(前期比3.0%増)、営業利益14億9000万円(同31.4%増)、純利益9億1000万円(同31.3%増)と大幅増益を見込むことが好感された。引き続きサイディング(外壁材)プレカット事業の顧客開拓を進めるほか、構造材などの資材提供に加え、建て方工事などもあわせて提供(材工一体)することで事業拡大を図る。なお、26年5月期決算は、売上高203億8100万円(前の期比1.4%減)、営業利益11億3400万円(同36.1%減)、純利益6億9300万円(同40.1%減)だった。

■ビタブリッドジャパン <542A>  1,084円  +44 円 (+4.2%)  本日終値
 ビタブリッドジャパン<542A>が大幅続伸。16日の取引終了後に、27年2月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年2月末日時点で1単元(100株)以上を3カ月以上継続して保有する株主を対象に、同社サイトでの商品購入時に1ポイント=1円で利用できるポイントを、保有株数と継続保有期間に応じて2500~7万5000ポイント提供する。また、制度導入初年度の特例措置として、継続保有期間にかかわらず26年8月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に保有株数に応じて2500~5万ポイントを提供する。これにより27年2月期に限り、株主優待を年2回実施することになる。

株探ニュース


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