午前:債券サマリー 先物は小反発、売り一巡後に持ち直す


 29日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反発。売り優勢で始まったものの、この日の時間外取引で米長期金利の上昇が一服したことを手掛かりに持ち直した。

 前日に米長期金利が一時4.30%と7月中旬以来の高水準をつけたことが国内債に影響し、債券先物は寄り付き直後に143円79銭まで軟化する場面があった。ただ、この日の時間外取引で米長期金利は4.27%前後に低下しており、これを手掛かりに徐々に買いが流入。きょう財務省が実施する2年債入札について、無難に通過するとの見方が多いことも相場の支えになっているようだった。とはいえ、石破茂政権が日本維新の会や国民民主党といった拡張的な財政政策を志向する野党との連携を強めれば、国債の増発につながるとの警戒感もくすぶっていることから上値は重かった。

 午前11時の先物12月限の終値は、前日比1銭高の143円88銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日と同じ0.970%で推移している。

出所:MINKABU PRESS


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