米外為市場サマリー:米労働市場の減速懸念から153円00銭前後まで軟化する場面も


 29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円36銭前後と前日に比べて7銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=165円91銭前後と同20銭弱のユーロ高・円安だった。

 米長期金利の上昇を手掛かりにドル買い・円売りが先行し、ドル円相場は153円87銭まで上伸する場面があった。ただ、その後は前日の高値153円88銭が意識されるかたちで伸び悩み。この日に発表された9月の雇用動態調査(JOLTS)で、非農業部門の求人件数が市場予想に届かなかったことが分かると、米労働市場の減速懸念から一時153円00銭前後まで下押した。米調査会社コンファレンス・ボードが発表した10月の米消費者信頼感指数が良好な内容となったことがドルの支えとなったが、米7年債入札が好調な結果となったことを受けて米長期金利が低下に転じたことが重荷。11月1日に公表される10月の米雇用統計などを見極めたいとするムードもあって上値は限定的だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0819ドル前後と前日に比べて0.0007ドル程度のユーロ高・ドル安だった。

出所:MINKABU PRESS


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